トップページ > 株式投資コラム > 相場観 > ジャクソンホール会合に注目

ジャクソンホール会合に注目2016.08.26

前回も書いたように、日経平均は7月21日の高値1万6938円と8月12日の高値1万6943円で止まっており、1万6940円前後のところが上値抵抗ラインで頭を押さえています。一方で、EU離脱ショックでつけた6月24日の安値以降、一貫して安値は切り上げてきており、三角持ち合いの形になっていました。

これを上下どちらに放れていくかが問題になっていたわけですが、26日に日経平均とTOPIXは下に放れました。それを受けて注目されるのが、26日にアメリカのジャクソンホール会合で行われるFRBのイエレン議長の講演です。ここで利上げ問題についてどのような見解が示されるかによって、株価や為替相場が更に大きく動くことが予想されます。

いずれにしても、この原稿を書いている段階ではイエレン議長の講演内容が分からないわけですから、ここは待つしかありません。

ドル円も、直近では何度も100円割れを仕掛けて99円台には入っていますが、それ以上一段の円高にはならず、踏み留まっています。イエレン議長の発言によって一時的に円高株安にブレたとしても、一転して悪材料出尽くし・織り込み済みと判断し、動きが反転する可能性もあります。

したがって、ここはうかつに決めつけず、方向感が定まったところで順張りでついて行くのが良いのではないかと考えています。新興市場も一段と崩れるような展開にはなっていません。私は引き続き、好業績小型株の短期値幅取りに積極的に取り組んでいく方針です。

9月に入ると、次はいよいよ日銀の金融政策決定会合です。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

セミナーのお知らせ
セミナーの様子
☓ バナーを閉じる

有料情報「早見雄二郎の特ダネ株式ニュース」 お電話または、インターネットで早見独自の株式投資情報が手に入る有料サービス

電話有料情報(情報料300円)インターネット有料情報(情報料300円)はこちら