閑散に売りなし2016.10.21

前回注意したNYダウは、依然として月足チャートは8月から今月まで史上最高値から3本連続陰線で値下がりの形になっています。このまま確定すると不吉な形になるわけですが、まだ月末まで日数がありますので注意深く見ていましょう。

一方で東京市場は今月に入ってから東証一部の売買代金が一度も2兆円に届かず、非常に商いが薄い展開となっていましたが、薄商いでも株価そのものが弱いわけではありません。

何だかんだ言ってもTOPIXは6月1日以来の水準を回復していました。日経平均も5月31日以来の水準です。東証二部指数はすでに1月以来の高値になっており、ジャスダック平均も今週は6月9日の戻り高値を抜いて、やはり1月以来の水準まで上昇してきました。

そして日経平均は今年初めて52週線を上に突破しました。このように実際には株価は強い展開となっており、まさに「閑散に売りなし」の形です。NYダウの動向は気にはしつつも現実に強い株価に素直についていかなければ埒が明きません。

早見もFAX・Eメール会員有料情報ラジオ番組などで積極的に新興市場中心に小型株の短期値幅取りに取り組んでいたほか、20日朝に久しぶりに日経225レバレッジETF(1570)に買い指示を出しました。

解散総選挙を睨み、政治サイドから株価を刺激するような材料が出てきやすい状況です。従って「国策に売りなし」という観点も忘れてはなりません。

すでに次の補正予算、経済対策の話も出てきており、12月のプーチン大統領の来日に合わせてロシア関連の材料も浮上してきました。農業改革もクローズアップされてきており、実は支援材料は豊富に転がっています。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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