強い形で年越し2016.12.30

日本株については10月以降、特にトランプショック以降の値上がりが多くの投資家にとっては想定外の事態であり、ここまでの強さを見せつけられると来年が楽しみということになります。

これまでにも繰り返しお伝えしてきたように、日経平均の月足や週足チャートでは大きな変化が次々と出ていました。これで今月の日経平均は10月から3本連続陽線の赤三兵の形で安値から急上昇しており、調整安の底値のレベルから月足が3本連続陽線で立ち上がってきたのは2014年5月~7月にかけて、そしてアベノミクス相場がスタートした2012年8月~2013年4月までの9本連続陽線と同じ形です。

リーマンショックが大底を打った場面でも、2009年3月~8月まで6本連続陽線、ITバブルが崩壊して大底を打った局面も、2003年5月~8月まで4本連続陽線で大きな上昇相場のスタートをきりました。月足が3本連続陽線で安値から急浮上してきたのは、過去の例から見ても軽く見るわけにはいかない大きな変化です。

このように、10月まではともかく、11月のトランプショック以降の動きは劇的な変化であり、来年に向けての大きな楽しみを作りました。既に日経平均は昨年6月の高値からの下げ幅の4分の3戻りも突破しており、セオリーからすれば、昨年6月の高値2万952円を抜くと見るべきです。

来年はトランプ新大統領の就任、欧州でもドイツやフランスなどで大きな政治の変化が見られそうです。世界の歴史の流れが今大きく変化している場面であり、そのような激動期には良くも悪くも、どのような大きな出来事が起きても不思議ではありません。その意味で2017年の株価は非常に大きな変動が予想されます。2017年も早見の相場に対する見方などを十分に参考にして下さい。

2017年が皆様にとって良い年になるよう、お祈り致します。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

セミナーのお知らせ
セミナーの様子
☓ バナーを閉じる

有料情報「早見雄二郎の特ダネ株式ニュース」 お電話または、インターネットで早見独自の株式投資情報が手に入る有料サービス

電話有料情報(情報料300円)インターネット有料情報(情報料300円)はこちら