前回のコラムで「新興市場バブル」と表現しておきましたが、新興市場の強さが引き続き際立っています。既にジャスダック平均は25年ぶりの高値になり、東証2部指数も11年ぶりの高値。マザーズ指数も7ヵ月半ぶりの高値を更新しています。ジャスダック平均は23日までで10日連騰となっています。米国市場もNYダウは30年ぶりの連騰記録となっています。
このような状況で、強いものに素直に目を向けて乗っていける投資家と、あれこれ理屈をこねてなかなか乗れない投資家とでは、大きな差がつきやすいのが今の相場と言えます。
もちろん新興市場でも全てが値上がりするというわけではなく、見込み違いのものが出てくるのもやむを得ないわけですが、しかし現実にこれだけ強いわけですから、まずは素直に乗っていくことが大切です。
早見も会員向け、有料情報、セミナー、ラジオNIKKEIの番組(毎週木曜朝8時45分~9時放送)と様々な場で徹底して新興市場を中心に小型株に特に重点を置いての投資作戦を進めて成果に繋げています。
また、チャート的にもかねがね指摘しているように、日足、週足、月足、いずれにせよ極めて長い上ヒゲが出た銘柄がその後崩れずに切り返していき、その長い上ヒゲをすべてカバーして新高値になるようなものが次々と出現しています。まさにチャート破りであり、新興市場には特にそうした銘柄が目につきますので、「長い上ヒゲが出たからもう天井打ち」と軽々しく決めつけないようにしましょう。
※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。