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新興市場ひと休み2017.03.17

なかなか方向感が定まらなかった日経平均ですが、3月2日に1万9660円台まで急上昇して1月の高値を抜き、今年に入ってから作られていた三角持ち合いを上に放れました。その後ズルズルと下げたものの、今週13日には再び1万9650円台まで急上昇して、改めて上に行きたがっている方向を暗示した形です。

今年に入ってから日経平均の安値を見ると、1月の1万8600円台、2月上旬の1万8800円台、2月下旬の1万8990円台、そして今月上旬は1万9190円台というように、一貫して安値を切り上げています。なかなか方向感が定まらなかったわけですが、三角持ち合いを上に放れて一つの方向性が浮かび上がったと思われます。

日経平均は先週まで3本連続陽線で、昨年11月のトランプショックから12月に向けての大幅上昇局面以来の形になりました。一方で新興市場はジャスダック平均が21日連続の値上がりでひとまずストップして、89年に記録した過去最長の22連騰には届かずに止まりました。そこから調整場面に入っていますが、短期的な調整局面と見られ、これで大きな新興市場の上昇トレンドが終わったとは思えません。適当に休みを入れながらの値上がりと思われます。

今週は円高が進み、ドル円は112円台に入りました。米利上げ実施で材料出尽くしの形ですが、安倍内閣の支持率が急落しているのも、円高への仕掛けに繋がりやすいので要注意です。

大きな方向性としては円安・株高と思われますが、アクシデントによりいつ何が起こるか分からないのが今年の大きなポイントですから、注意は怠らないようにしましょう。特に朝鮮半島情勢が緊迫化してきており、「米軍による北朝鮮への軍事攻撃が行われる可能性が大きい」と先週末の大阪セミナーで警告しました。要注意です。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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