朝鮮半島情勢は、前回指摘したように、緊張感がひとまず薄れてきました。また、フランスの大統領選挙も第1回の投票で事前のメインシナリオどおりの決着となった為、リスクオンの流れに火がついた形で、ナスダック指数やドイツのダックス指数が過去最高値を更新しました。
日経平均も17日に1万8220円台の最安値をつけてからV字型の値戻しを見せており、26日には1万9200円台を回復し、安値から1000円以上の値上がりとなりました。1万9200円台を回復したのは3月31日以来で、これで5日線と25日線がゴールデンクロスしました。
私は日経平均が最安値をつけた17日に、FAX会員とEメール会員、有料情報で、日経225ダブルインバースETF(1357)の利食い売りを指示して転換点をズバリと捉えました。今月の月足は今のところ長い下ヒゲの陽線になっており、週足のMACDも上向きに転じました。
とりあえず北朝鮮がおかしなことをしない限り、あるいはアメリカの軍事攻撃の態勢が整ったと周知される状況にならない限り懸念材料が遠退きましたので、ここは戻りの強さに素直について行くべきだと考えています。
22日の東京セミナーで取り上げた推奨銘柄5銘柄の中からは、早くも東証一部のドラッグストアチェーン、薬王堂(3385)が連日の上場来高値更新となっており、その他の銘柄もブイ・テクノロジー(7717)なども良い動きになっています。
東証一部から新興市場に至るまで、目配せをしてリスクオンの流れに乗って行く必要があります。外部要因でアクシデントがない限り、ゴールデンウィークを挟んで5月相場にも値上がりの流れが引き継がれるでしょう。
※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。