トランプショックで日米の株価が先々週急落しましたが、昨年6月のイギリスEU離脱ショック、11月のトランプ大統領当選ショックと同じく、今回も一日だけ急落して早くも立ち直ってきています。
肝心のアメリカの株価は先日のトランプショック急落で開けていた窓を埋めており、突っ込み安値から日足チャートは4本連続陽線で立ち直ってきました。ナスダック指数とS&P500指数は過去最高値を更新しました。
日本株もジャスダック平均が既に連日の新高値になっており、マザーズ指数も3月の今年の最高値に迫り、トランプショックをあっさりと跳ね返しました。日経平均とTOPIXも18日に急落した時に開けていた窓を埋めており、新興市場中心に株価の回復色が強まっています。
既に指摘したように日経平均は2015年6月の最高値2万952円からの下げ幅の84%を戻しており、月足の一目均衡表でも4年4ヵ月ぶりに転換線と基準線がゴールデンクロスしてきました。
その上ジャスダック平均が既に新高値にもなっており、落ち着きを取り戻せば再び強気で攻めていくべきである事は当然で、私も基本強気で対処しています。
特に新興市場の強さは特筆すべきものがあります。EメールやFAX会員向け配信、有料情報では特に機動的にこうした小型株の短期値幅取りに取り組み、成果を上げています。
週刊レポートはどちらかと言えばじっくり取り組むやり方なので、直近では大成建設(1801)のような大型株に買いの手も伸ばしていただきました。引き続き大型から小型株まで幅広く目配せして、取り組みを進めていきます。
※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。