注目の6月相場2017.06.02

日経平均は5月の月足は陽線で終わりました。この結果、日経平均の今年1月から5月までの月足のパターンは1月の陰線●から始まり2月陽線○、3月陰線●、4月と5月連続陽線○○という陰陽陰陽陽●○●○○のパターンになっています。

戦後振り返ってみると1月から5月までこのパターンになったのは1997年と2008年のたった2回しかありません。2回ともその年の日経平均の年足は陰線●となっていました。97年は橋本内閣が消費税増税を行なって、株価が崩れていきました。2008年は言うまでもなくリーマンショックの大暴落の年です。果たして3回目の今年もまた年足が陰線●になってしまうのかどうか気になるところです。

97年と2008年の日経平均の動きを細かく見てみると、97年は4月に1万7400円台で安値を付けて値上がりに転じていき、6月に2万910円の高値を付けてその後崩れ、12月の安値1万4400円台まで暴落していきました。

2008年も3月に1万1600円台で安値を付けて値上がりしていき、6月に1万4600円のところで高値を付けて、そこから年の後半リーマンショックの大暴落に突入し、10月の大底6900円台まで奈落の底に叩き落とされました。

つまり97年、2008年ともに3月もしくは4月の春の安値から値上がりしていき、6月高値の後、年の後半に暴落という共通した動きになりました。

今回も直近4月17日に1万8220円台で安値を付けてから、6月に入り2万200円台まで上昇してきて今年の最高値になっており、今のところ過去2回と共通した流れになっています。今年は6月にアメリカの利上げが予想されています。6月8日はイギリスの総選挙です。果たして97年や2008年と同じように、今年も6月が分岐点になるのかどうか、注目の6月相場です。

一方で、日経平均の月足一目均衡表では5月転換線と基準線がゴールデンクロスしています。アベノミクス相場がスタートした2013年1月以来のゴールデンクロスであり、これは強い大きな変化です。

早見は引き続き、特に新興市場を中心に小型株の投資作戦を進めていますが、大型株では週刊レポートの大成建設(1801)に続き、5月27日の東京セミナーではソフトバンク(9984)も買い推奨して、その後、今年の最高値を更新しました。6月1日にはFAX会員Eメール会員向け配信、及び有料情報で日経225レバレッジETF(1570)も買い指示を出しました。株高歓迎です。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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