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奇数年の相場に目が離せない2017.07.28

アメリカの株価が引き続き好調な値上がり基調を見せています。NYダウは7月27日にザラバで2万1790ドル台で過去最高値を付けていましたが、NY市場の実勢を示すS&P500指数とナスダック指数も過去最高値を更新しており、値上がり基調が保たれています。

一方で日経平均は依然として6月20日の今年の最高値を抜くことが出来ません。ただ、TOPIXはその後7月27日に今年の最高値を付けましたし、今週もジャスダック平均と東証二部指数が連日の新高値になっています。やはり新興市場中心に小型株の強さに変わりがないことが明らかです。

いよいよ来週から8月相場に入ります。今年2017年は奇数の年ですが、過去の歴史を振り返ってみると2015年は人民元切り下げによる中国株の大天井打ち・暴落がありました。2011年は東日本大震災、2007年はパリバショックが起こり、世界中の株価が大天井を打って、その後のリーマンショックの暴落へと移っていく転換点でした。

一方で、2013年はアベノミクススタートによる大きな上昇相場に火がついた年です。2009年もリーマンショックの暴落が前年に大底を打ち、2009年3月にダメ押し底打ちで、大きな戻り相場に入っていきました。2005年は小泉首相の郵政改革相場に火がついた年です。そして2003年はITバブルの大暴落が大底を打ち、急上昇に転じていった年でした。

このようにここ15年ほど見ても、奇数の年は何か非常に大きな上下の変化が起きています。その奇数の年である2017年8月相場、果たしてどのような大きな変化が出てくるか注目が怠れません。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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