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新興市場巻き返し2017.08.25

このところ北朝鮮問題やトランプ政権の混乱などで不安感が高まり、日米共に株価は値下がり基調になっていました。しかし今週は北朝鮮情勢の緊張が緩み、米軍の空母の配置などからも当然ながら今すぐ戦争が始まることは考えられない情勢で、トランプ政権も支持の低下に対して立て直しの方向に向かい、NY株式市場も22日に買い戻しでNYダウは急反発しました。

東京株式市場も今週は21日までで日経平均が5日続落となり、昨年4月から5月にかけて以来の連敗記録となりました。22日の東証一部の売買代金も4月17日以来の低水準で薄商いでした。4月17日というのは前回北朝鮮問題で3月から4月にかけて大きく値下がりしていき、日経平均が1万8200円台で底打ちした場面です。

とりあえず、一旦不安感が低下する状況となりました。これですぐに今回の下げ波乱が底打ちしたと断言するわけにはいきませんが、それよりも何よりもやはり新興市場の強さが目につきます。日経平均とTOPIXは今週また崩れて8月14日の安値を割り込み、このところでの最安値を更新しましたが、マザーズ指数は8月14日の安値を割り込まずに踏みとどまり、ジャスダック平均に至っては8月14日の安値を割り込まないどころか、その後急速に値を戻していき、7月27日に付けた今年の最高値を抜きました。

私も新興市場中心に小型株に重点を置く投資作戦を進めてきましたが、やはりその強さは改めて目を見張ります。

週刊レポートでは逆張り的に大きく下げてきた株の底値買いをこのところ行なっていただき、保守的な投資作戦を進めましたが、Eメール会員FAX会員有料情報では積極的に新興市場中心の小型株に取り組む作戦を続けてきました。それが成果につながっています。

北朝鮮はいつまた嫌がらせのミサイル発射や核実験を行なうか油断はできませんが、とにかく新興市場中心に小型株に引き続き積極的に目を向けて強いものに乗るべきだと思います。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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