総選挙で風雲急2017.09.29

安倍首相が10月22日投票で衆議院の解散総選挙を実施することを正式に表明しました。緊迫化する北朝鮮情勢を考えればこのタイミングを逃せば総選挙は実施できないということで、有事に備えてのギリギリのタイミング判断だったと思われます。

このところ内閣支持率も急回復し、自民党の支持率も一強の形に変わりないことで選挙での勝利を得るチャンスと見たようですが、同時に小池都知事が新党を結成して総選挙に臨むことも発表され、これが台風の目になりそうだということでにわかに波乱含みの選挙情勢になってきました。

このところ日経平均は順調に上昇してきて、アベノミクス相場の最高値まであと約470円に近づいていました。ドル円も9月上旬の107円台から直近では113円台まで円安が進み、落ち着きを取り戻していました。

8月のTOPIXの月足が高値での陰線つつみ足という不吉な形でしたが、これをひっくり返してダマシとなり新高値に持っていったわけですから、基調としては株高方向と見られます。

しかし、万が一総選挙で自民党が大きく議席を減らすようであれば安倍首相が退陣しかねないという不安も底流にあり、これから3週間ほどは選挙情勢に関する報道が株価を左右するかもしれません。

北朝鮮からのミサイル発射も含めていつ何が起きてもおかしくはないという状況に変わりはなく、まさに歴史の大きな変わり目にふさわしい相場つきと言えます。

じっくり取り組む週刊レポートではこのところ大成建設(1801)が強い動きを続けていましたし、三井倉庫HD(9302)も順調に値上がりしていました。明治HD(2269)も復活してくるなど良い動きが出ています。

比較的短期間での回転を目指しているEメール会員FAX会員有料情報では防衛関連株、EV(電気自動車)関連株などテーマ性に沿って機動的な投資作戦を進めてきました。

引き続き基本は円安株高方向と見て考えていきます。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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