ひと休み2017.12.08

11月相場は下げ波乱が起こりましたが、終わってみれば日経平均の月足は陽線となりました。これで今年の第4四半期は10月、11月と連続陽線で確定し、これは4年連続です。戦後のトータルでは24回目となりましたが、過去23回の内15回は12月も月足陽線でした。割合にして65・2%です。10月、11月と強ければ12月にもその傾向が引き継がれやすいことが分かります。

今月に入ってから日経平均は1日の高値2万2990円台から、今週6日には2万2110円台まで下げて25日線を下回りました。これは11月16日に安値を付けた場面以来です。しかし週末には急反発で一気に下げ幅を埋め戻しています。私も日経225レバレッジETF(1570)は持続して頂いています。

ザラバでは11月9日の2万3380円台がアベノミクス相場での最高値ですが、終値では11月7日、8日にそれぞれ2万2900円台で最高値を付けていました。直近の戻り高値も12月1日の終値2万2819円ですから、おおよそ2万2900円前後のところに終値ベースでの上値抵抗ラインが作られていることが感じ取れます。これから年末年始相場でこれを上に突破することが出来るかどうかです。

米国株も今週はS&P500指数が9ヵ月ぶりに4日続落となり、ナスダック指数は11月28日の最高値から明らかに調整局面に入っていました。トランプ大統領のロシア疑惑や北朝鮮情勢、アメリカの税制改革法案の行方と利上げ問題など、マーケットが消化するために必要な時間が少しかかるかもしれません。

大きな上昇トレンドには変わりありません。新興市場の強さにも変わりはなく、基本的な投資作戦の変更はありません。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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