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日経平均、月足MACD下向き転換2018.02.09

このところアメリカの10年国債の利回りが約4年ぶりに2・7%台に上昇してきたことから警戒感を述べて来ました。

今週はついに日米の株価が大きく崩れて久しぶりの下げ波乱が起こりました。その後急反発しましたが、日経平均とNYダウは1月の最高値から1割以上の下落率になりましたので、反発したとはいえ調整局面に入った形です。

日経平均の1月の月足は陰線になりましたが、12月と1月の連続陰線は2008年の時にもあり、この年はリーマンショックに発展していきました。97年もそうでしたが、この年は消費税増税天井で、結局年の後半は大きく下げました。前回もコメントしたように年初からの株高の流れがひとまずピリオドを打ちました。

今週の大きな下げで日経平均は150日線も一気に下回りました。これは昨年9月の底打ち局面以来です。前回は昨年8月に150日線を下回った後、9月の底打ちまでしばらく調整場面が続きました。昨年4月は150日線を下回ったところですんなり底打ち、一昨年11月のトランプ当選ショック安の時も150日線割れでV字型の切り返しとなりました。

しかし今回は1月高値からの下落率が大きく、また日経平均の月足MACDが今月下向きに転じたのは大きなマイナス材料です。一旦下げ止まっても一段安になっていくことを示唆しています。

いずれにしても今回のような急激な下げ波乱の時には週刊レポートでは機動的な対応が難しいので、Eメール会員FAX会員に切り替えていただくか、有料情報を活用して変化に対応していただければと思います。

今年は火の年ということで、まず仮想通貨の暴落に火がつき、続いて株価の下げに火がつきました。波乱の年明けとなっていますが、まだまだアメリカの金利上昇にも注意が必要で、波乱含みと言えます。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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