やはり崩れた2018.03.23

早見は日経平均が1月の最高値を付けて大きく下げた事を受けて「これは2015年8月に崩れた時以来の悪い形であり、反発場面があってもぬか喜びは禁物だ」と一貫して言い続けて来ました。3月19日にEメール会員FAX会員有料情報では日経225ダブルインバースETF(1357)の追撃買いを指示して、下げ波乱への備えを強化しておきました。

日経平均は今週5日線と25日線がデッドクロスしました。前回は1月31日の終値2万3098円でデッドクロスしましたが、そこから2月14日の安値2万950円まで大きく下げました。その時以来のデッドクロスがまた出現したわけです。直近ではテクニカル的に良い変化が出ていましたが、今週は早くもそれをまた打ち消すような弱い形が出現し、週末に大きく下げて、2月14日と3月5日に2万900円台で安値を付けて止まっていた強力な下値のサポートラインをついに下回りました。まさにぬか喜びは禁物ということでした。

今週はFRBが0・25%の利上げを実施しました。アメリカの株価もNYダウは今週の急落で日足チャートは三角もち合いを下に放れました。2月の戻り高値を抜いていたS&P500指数や、過去最高値を更新したナスダック指数も2月の最安値と3月の安値を結んだサポートラインを下回ってきました。このように世界同時株安の形になってきています。

日本の場合は3月期末の配当取り、そしてその後の再投資が下値を支える可能性があります。

一方で、森友問題で安倍政権の支持率は更に急低下しており、政治の混迷が株価の足を引っ張る可能性も拭い去ることが出来ません。貿易戦争も表面化しており、世界的には2007年の天井打ち以来の不穏なムードです。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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