アメリカの株価は順調に値上がりしていき、今週もナスダック指数は過去最高値を更新しました。小型株のウエイトが高いラッセル2000指数も過去最高値を更新しています。前回も指摘したようにアメリカの株価は週足チャートを見れば直近で強い形が出ていました。
日本の株価も日経平均は今週2万3000円台を回復して、5月21日の戻り高値に近づきました。週足チャートでは5週線が再び上向き、週足のMACDも上向いています。2015年型の弱い形になっていましたが、これをひっくり返すことが出来るかどうか注目されます。
新興市場は19日のメルカリ上場を前に先日換金売りが広がり、マザーズ指数やジャスダック平均は急落しましたが、今月6日に底打ちしてV字型の切り返しになっています。マザーズ指数とジャスダック平均は今週25日線を上回り、日足チャートは底値から5本連続陽線で立ち上がってきました。こちらも何とか4月の安値を割らずに踏み止まり、まずは一安心です。
歴史的な米朝首脳会談は元々たいして期待を持たずに見ていましたので、終わってみればやはりという形ですが、繰り返し指摘してきたように日本株については2015年型の弱い形をひっくり返せるかどうかが大きな注目ポイントです。
5月21日の戻り高値を日経平均が抜いてきた場合は、素直に上昇傾向に乗っていかなければなりません。
引き続きターゲットは強い小型株を中心としていますが、調整場面の底値から復活の動きを見せているものも要注目です。
※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。