臨時コラム

 米株の実勢を観測するSP500指数の週足チャートを見ると、3月に5,264ポイントの史上最高値をつけてから調整安に入っていたが、4月19日時点で高値から3本連続陰線のいわゆる「三羽ガラス」の形になっている。これは天井打ちを示唆するものだが、前回は昨年7月に4,607で最高値をつけたところから3本連続陰線で下げに転じて、その後も反発場面はあっても結局10月の最安値4,103まで一段と下げていった。

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  3月23日の東京セミナーで、「REIT(リート)に強気になるべきだ」と話した。「東証に上場しているREIT指数連動型ETF(1343)が、3月13日の安値1789円50銭で、ついに大底を打った」と明確に話したが、その後3月25日の高値1971円50銭まで値上りした。月足チャートと週足チャートは共に3月の最安値で陽線包み足の形になっている。

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 3月半ばにこのコーナーで、「海運株がついに大天井を打ったか」という記事を掲載した。川崎汽船(9107)の週足チャートを例にとり、3月4日に2,590円の最高値をつけたところで陰線包み足の形が出現したことを指摘した。案の定その2,590円が見事に最高値で、そこから今週4月3日の安値1,943円迄、ほとんど一本調子に25%も値下がりしてきた。日本郵船(9101)や商船三井(9104)もひどい下げになっており、当コーナーで指摘したように海運株は天井打ちとなった。

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 前回このコーナーで、東証に上場しているJ-REITがついに大底を打ったという見方を書いておいた。東証に上場しているREIT指数連動型ETF(1343)は、2021年7月の高値2,360円からずっと下げ続けていたが、先週13日に1789円50銭の最安値をつけて急反転、今週は1971円50銭まで急上昇した。

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 日銀が17年ぶりにマイナス金利を解除したタイミングに合わせて、J-REITがついに大底を打ったとみられる。東証に上場しているREIT指数連動柄ETF(1343)は、2021年7月の高値2,360円からずっと下げ続けていたが、先週13日に1789円50銭の最安値をつけて急反転、今週は1,938円まで急上昇して、日足チャートの一目均衡表では遅行線と日々線がゴールデンクロスしてきた。

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 高配当株の代表として大相場になっていた海運株だが、ついに大天井を打ったかと思われる株価の崩れを見せている。それを最もよく表しているのが川崎汽船(9107)の週足チャートだ。先週7,770円の最高値で陰線包み足の形になった。長らく大きな上昇相場が続いて最高値で出現した陰線包み足は、典型的な天井打ちシグナルのひとつだ。

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 早見は3月2日に東京で開催された投資戦略フェア内のIRセミナーで、次の「国策に売りなし」のターゲットとして水素に注目ということで、第一弾で岩谷産業(8088)を取り上げた。それを受けて当日来場した方で週明け4日の寄付き値7,600円で買った方がおられるだろう。その後今週は8145円まで値上がりして、昨年9月の最高値8,040円を抜いて新高値になった。

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 早見はこのところ東京セミナーや週刊レポート、有料情報で中国の株価について逆張りのとらえ方で強気の話を書いたり話したりしてきた。香港のハンセン指数は週足チャートで1月に最安値をつけた後陽線包み足の形が出現していたが、続いて上海総合指数も2月5日に2,635の最安値をつけて3,000ポイント台回復まで切り返した。

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 日経平均が1989年末の史上最高値を更新できたのと対照的に、REITの値下りが目立っている。東証に上場しているREIT指数連動型ETF(1343)は、週足チャートが6本連続陰線。月足チャートも5本連続陰線で昨年9月の高値から下げており、今週は2020年12月以来の安値に落ち込んでいる。

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 香港株のハンセン指数の週足チャートを見ると、今週安値で陽線包み足の形になってきている。また上海総合指数の週足チャートを見ると、逆張り指標のRSIは先週27.4まで低下した。30以下まで下がったのは昨年10月末の28.8以来だ。前回はその翌週2,885ポイントで大底を打ち、今年5月の高値3,418まで18.4%上昇していった。

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