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1年の計を占う1月相場2016.01.08

昨年12月15日に発売した早見の「九星気学と干支からみた2016年大予測」の中で多くページを割いて日経平均の月足陰陽のアノマリーについて解説しておいた。その中で特に1月相場が1年を占い、さらに1―3月の最初の四半期の動きが重要であると指摘しておいた。

戦後振り返って見ると、1月相場で日経平均の月足が陽線だったのは45回、陰線は21回となっている。1月が陽線だった45回のうち年足も陽線となった年は34回で、実に75・6%にも達している。

一方1月が陰線だった21回のうち、その年の年足が陽線だったのは8回に過ぎない。明らかに1月相場が陽線になるか陰線になるかというのは、その年の大きな方向性を占う上で、非常に重要な意味があると考えられる。まさしくスタートが肝心と言える訳だ。

また1―3月の最初の四半期を見ると、例えば1月から3月まで全て月足が陽線だった19回のうち、年足も陽線だったのは15回、83・3%に達する。これを見ても明らかに1月相場が重要であるとともに、最初の四半期が強いかどうかも大いに気になるところだ。

もちろんあくまでも過去の例から見た割合であり、今後も絶対にそうなると断言できる訳でもないが、こうしたアノマリーは決して軽く見ることは出来ず、やはり正月早々からの様々な動きは十分に目を光らせておかなければならない。

また大発会で値上がりした銘柄で最も売買代金が多かったものも今年はジャスダックのトレイダーズ(8704)だったが、第一部市場の主力株を差し置いてこうした新興市場の小型株が大発会から買い人気を集めていたのも、今年の相場の方向性と性質を表していると思う。

 ※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。

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