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建設セクターに注目2014.03.14

相場全体は売買エネルギーが極めて少ない中で、日経平均は3月7日の高値1万5312円から14日に1万4408円まで値下がりしてきた。こうした中で建設株がしっかりしている。

建設株は昨年9月に最高値を付けた後、大きな調整局面に入っていたが、ここへきて大林組や清水建設が先頭をきって新高値になってきた。また、不動テトラも昨年11月7日の高値205円に対して、今週は194円まで値上がりしてきており、強い動きを見せている。14日も全面大幅安の中で大豊建設がいち早く値上がりしてきた。

東日本大震災からちょうど3年目となったが、安倍政権は更に震災復興・国土強靭化に向けての取り組みを続けていくことが確認されている。加えてこれからは、2020年の東京オリンピックに向けて東京の再開発や中央リニアモーターカーの建設工事等、ビッグプロジェクトが相次ぐ。現在でも東京都心部を中心にオフィスビルの建設ラッシュも変わっておらず、建設業界は大活況を呈している。

従来、人件費などのコスト上昇による収益悪化が懸念されてきたが、実際決算を見てみると利益上方修正が相次いでいる。コスト上昇は採算重視の選別受注等により十分に吸収されている形だ。昨年9月高値の6ヵ月期日が到来するが、実際には前倒しで2月の安値で売りが一巡したと見られる。建設株は休養十分でここから大いに見直していけると思う。

大手ゼネコンから中小建設株、橋梁、建設機械、その他の資材や技術者派遣に至るまで、関連株を幅広くマークしていこう。

※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。

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