トップページ > 株式投資コラム > 臨時コラム > NYダウに売りシグナル点灯

NYダウに売りシグナル点灯2015.03.27

NYダウは3月12日の安値1万7620ドルから23日の高値1万8205ドルまで上昇して、3月2日につけた史上最高値1万8288ドルに近付いてきた。この場面でNYダウにはヒンデンブルグ・オーメンと言われる売りシグナルが点灯した。

これはいくつかの条件が揃った時に点灯するもので、過去の例ではヒンデンブルグ・オーメンが出た後は、100%と言っていいほどNYダウは下げ相場を演じている。特に暴落相場の時にはその直前に必ずヒンデンブルグ・オーメンが点灯していたので、市場関係者や投資家の間で関心が高まってきている。

実際には暴落になるケースは少なく、平均するとその後の下落率は5~7%程と言われているが、程度の差はあれ、ある程度の下げ局面には入るという経験則があるので、今回もここまでの値上がりが戻り売りの形を作るのではないかという見方に繋がっている。

日本株はアメリカ離れのような形になっているが、果たしてNYダウがこれから崩れていくのかどうか、それによる日本株への影響は注意しながら見ていく必要がある。

ちなみに、NYダウの週足や月足のMACDはデッドクロスやゴールデンクロスを頻繁に繰り返しやすい状況にあり、明確に方向感が定まったわけではなく、3月24日には5日線と25日線がゴールデンクロスしてきた。このレポートを作成している3月25日の段階では、ヒンデンブルグ・オーメン以外に明確に弱いテクニカル的な形が出たとは言えない。

※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。

レポート会員レポート会員

全体的な相場観から、個別銘柄の推奨、アフターフォロー、テクニカル的な変化を見せた銘柄の分析、株式市場に影響する多岐に渡るニュースを早見独自の視点で解説します。
週に一回発行するレポートをお届けいたします。

☓ バナーを閉じる

有料情報「早見雄二郎の特ダネ株式ニュース」 お電話または、インターネットで早見独自の株式投資情報が手に入る有料サービス

電話有料情報(情報料300円)インターネット有料情報(情報料300円)はこちら