いよいよ年末相場へ2015.11.27

今週26日(木)は、米感謝祭で休場です。翌金曜日はブラックフライデーと言われるSALEが始まり、クリスマス商戦に向けた小売り購買動向を見る上で注目されます。そして最近ではオンラインショッピングが拡大していることから、感謝祭週明けの月曜日をサイバーマンデーと言い、オンライン売上にも注目が集まります。近年は原油価格の下落が消費を押し上げるという解説が見られたこの時期の小売りですが、今年はどうなるでしょうか。

そして12月相場です。各国中銀が年内最後の政策会合を行い金融政策の調整を検討しますが、現在の市場織り込み度を見ると、

4日  ECB 現行0・05%の引き下げ織り込み度13・8%
10日 RBNZ 現行2%の引き上げ織り込み度 51%
16日 FOMC 0・25%引き上げ織り込み度 74%

その他の通貨については、現状金利の変更は織り込まれていなさそうです。あえて言えば、1日のRBA(豪)について、一部が引き下げという向きも無くはありませんが、スティーブンス総裁は「金利引き下げは以前ほど刺激効果が無い」と発言しており、利下げには消極的で他の方法で刺激策をとる方法を考えるように報じられている点からも、12月は据え置かれる可能性が高いです。

さて、今年のドル円相場は119・71銭でスタートしました。12月末にこれを上回って引けると、年足は4年連続陽線です。円安地合いが続くのか、それまでに溜まったユーロショートのカバーがドル売りを誘うのか、荒っぽい12月になりそうな気がします。
     
※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋・追記しております。

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