資金逃避先の英ポンド2013.10.04

米財政問題と欧州(イタリア)の政局混迷から、ドルやユーロから逃げたマネーが、早期利上げ期待の浮上している英ポンドに流れています。ポンドドルは今年1月2日以来の1・625まで上昇し、通貨バスケットも9ヵ月ぶりの高値になっています。

期待される早期利上げですが、英企業の82%が、2015年までに利上げに転換すると見ているという数値が出てきました。この期待感を受けて、BOEのデール理事は、この見通しは正しくなく市場が先走り過ぎであると冷や水を浴びせるコメントで応戦していますが、カーニー総裁はタカ派ですし、そう簡単に期待が収まるとは思えないですね。

英の10月のMPC(英中銀金融政策会合)は、10月10日に予定されていますが、MPCよりも23日の議事録や、カーニー総裁の講演、声明などを材料視して市場が動いてきそうですからご注意を。

さて、9月29日からNZがサマータイムに入り、今週末には豪もサマータイムに入ります。10月末から11月にかけては欧米のサマータイムが終わるなど、海外の時間が変わりますから指標発表時刻等ご注意ください。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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