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年始波乱もNZドルは高値を保つ2014.01.10

明けましておめでとうございます。波乱含みでスタートした2014年ではありますが、今年も皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

新年から米株の波乱を受け、為替市場も円が急伸する地合いを見せるなど年末までの流れをいったんせき止める動きになりました。昨年の最後のコラムで取り上げたスイス円は、その後119円まで史上最高値に突き進みましたが、その後の下げで現在114円台まで短期間で3・7%の急落となりました。

対円通貨は軒並み値を切り下げる展開でしたが、その中でも下げた場面で買い上がる動きが顕著で高値を保っているのがNZドルです。年末には86円台にしっかり乗せ、現在も86円ミドルを保ち、21日線がキレイにサポートしています。

この日足で21日線との動きを比較してみると、ドル円、ポンド円も同様に21日線がサポートしてトレンドは依然しっかり上昇傾向を保っており、反面不安が残るユーロ円、スイス円、カナダドル円は割り込んでいったん流れが変わったのではないかという動きを感じさせる形になっています。この違いが、今年前半の通貨への信認に表れているのではないかと注目して見ています。

2014年、利上げが期待されるNZドル、経済回復が顕著になった英ポンド、米ドル。年末までの円安トレンドが一旦波乱含みになった年始に、通貨の強弱が表れてきているようです。

NZドルは対豪ドルでも2007年以来のしっかりした高値になっています。豪ドル買いが進むような場面では、NZドル出遅れ組に買い場を提供してくれるチャンスになりそうですから、合わせてこちらのチャートもチェックしてください。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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