株式投資早見雄二郎の特ダネ株式ニュース

明けましておめでとうございます。昨年の最終号で「ドル円、８５円回復」と書きましたが、年末年始もドル円、クロス円の騰勢止まらず、１月４日には一時、２０１０年７月２８日以来の８８円まで値を切り上げました。ドル円の２００８年１１月高値１１０円６５銭と、２０１１年１０月の安値７５円５５銭の３８％戻しが８８円９０銭になりますから、まずは第一弾の戻りをほぼニアピンで形成してきたという感じです。ちなみに５０％戻しは９３円。このあたりは２０１３年の間にターゲットになりそうな数字です。

しかし現在の相場のけん引役には、安倍政権とアベノミクス、そして株価動向があり、為替市場に主体性がありません。日本時間に取引をされる際は、どうぞ東証のインデックスをよく見ながら押し目を狙っていただきたいところ。８５円台まで調整するようであれば、しっかり買いを入れたいところ。

ショートはやや地合い的に難しく、特に年明けは安倍政権本格主導で、政策についての言及も増えてきます。これに相場が左右されやすく、基本は買いに向かいやすい地合いですから、ショートは巻かれやすいという点、くれぐれも頭に入れてトレードして下さい。

一旦調整に火が付いたら、年始のマド８６円５０銭辺りは突っ込むかもしれませんので、要注目。

円売り地合い、楽しんで行きましょう！今年も宜しくお願いします。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。