豪ドル引き続き軟調2013.06.21

為替市場が全般的にやや下値を固めつつあり、豪ドルも一旦値下がりが止まりましたが、チャート的にはまだ安心できる形は出てきていません。昨年12月の86円から4月11日の105円42銭までの約3ヵ月での上昇をすべて吐き出し、先週は一時89円台を割り込みました。週足の一目均衡表では、今週転換線と基準線がデッドクロスになりました。対ドルでも売りが進み、一時2010年9月以来の0・932までドル高が進み、対ドルでも同じく2010年9月以来のポンド高、対ユーロでも2011年3月以来のユーロ高になるなど、対主要通貨でも軒並み豪ドル売りが進んでいます。

18日に発表された6月のRBA議事録では、輸出商品価格の下落を考慮すると、豪ドルが依然として高く、まだ下落する可能性があると示唆しました。また金利についても、利下げに若干の含みを持たせ、引き続き不透明感が高いと弱さが目立つ内容になっています。

7月24日には、第2QCPIが発表されます。まだ具体的な予想値は出てきていませんが、この数字を見て8月以降の金利動向がハッキリしてきそうですから、まだ値ごろ感の買いを入れるのは気を付けてください。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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