4月13日はNZとカナダで金融政策決定会合が行われ、ともに「50bp」の大幅利上げを決定しました。カナダはこの50bpの利上げを事前に70%ほど織り込んでいましたが、NZは25bpの利上げ予想だったので、サプライズ決定です。
そしてこの決定の際に注目されたもう1点は、両国中銀がこの大幅決定をしたのは2000年5月以来22年ぶりだったことです。2000年前後の相場というと、98年に米の巨大ヘッジファンドLTCMが破綻し、そのショック安に対応する緊急利下げが行われて経済の下支えをしました。この時期は量的緩和も進められましたので、金融政策はいつの時代も同じように繰り返していることがよく分かります。