ドル相場がもみ合いになってきて、為替相場は膠着色が強まっています。3月には101円まで下げたドル円でしたが、すっかりボラティリティが失われてしまいました。月末から来月初に続く各国のGDP発表を前に、同意も薄く模様眺め感が強いというところですので、あまり無理してトレードせず、来週の指標に備えたいですね。
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横尾寧子のFXのはじめかた
雇用統計でのボラティリティに期待薄か2020.04.24
ロックダウン続々延長2020.04.17
15日に公表されたアメリカのベージュブック(地区連銀経済報告)で、直近の新型コロナウイルス感染拡大防止のための経済活動の急減速について、「すべての地区で突然、急激に落ち込んだ」という認識を示しました。経済活動がほぼ停止状態ですから、失業率は悪化の一途となっており、これはアメリカに限ったことではありません。NZ財務相も15日、ロックダウン措置が延長された場合は失業率が26%に達する可能性があると示しました。
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今考えておきたいGW前後の相場2020.04.10
アメリカの雇用統計が通過し、相場は束の間の平穏を取り戻しているような状況です。この2ヵ月ほどはコロナがすべての相場のカギを握っており、そこにはファンダもテクニカルも無い状況でしたが、次第にファンダ色が強まっていくのではないでしょうか。
金利が失われた外貨をFXで2020.04.03
先週当レポートで取り上げた失業保険申請件数ですが、26日発表の数字が天文学的な酷い数字(328万件)になったことはご周知のとおりだと思います。さらに、4月2日発表分では先週を大きく上回る悪化で、664万件ものすうじになりました。過去最悪を大きく更新です。 続きを読む
経済指標から見る減速が始まった2020.03.27
日を追うごとにコロナウイルス禍が深刻度を増している状況ですが、中国・イタリアと感染の中心が移りかわり、今はアメリカが最大の中心国になると懸念されています。すでにNY、カリフォルニア、イリノイ州は外出禁止の対応もされていますが、これに伴いレイオフや解雇が続々と深刻化してきました。一部の話では、外出禁止のNYの飲食店では95%が従業員を解雇したといわれています。
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流動性確保のドル買い続く2020.03.19
各国中銀が次々と政策を打ち出し、政府当局も財政政策を打ち出していますが、リスク拡大の懸念は全く沈静化を見せません。流動性確保のためドル買いが続いており、対ポンドでは1985年3月以来35年ぶりの水準までドル高が進んでいます。
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ドル買いの流れ強まる2020.03.13
今週はドル円が週明けにギャップダウンして始まりました。ドル円は火曜日にはギャップをいったん埋めましたが、その他クロス円は埋められずにずる下げの動きになっています。
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Super Tuesdayで一旦落ち着くも2020.03.06
3月に入り、相場の地合いは悪化の一色です。新型コロナウイルスの影響による景気減速リスクの意識が強まってきており、3日のアジア時間にまずRBAが定例会合で25bpのサプライズ利下げを実施(予想は据え置き)、政策金利を史上初の0.5%としました。続いて新興国からマレーシアが利下げを実施し、大サプライズになったのがNY時間のアメリカです。緊急のFOMCによって50bpの利下げ実施が決定しました。FOMCを目前に控える中での緊急会合は2008年10月8日のリーマン破綻直後のショック安を髣髴とさせます。ただし、この時の利下げは「協調利下げ」であり、米だけでなく欧州、英国、カナダ、スイス、スウェーデンが一気に50bpの利下げを実施しましたが(スイスのみ25bp)、全く材料視されませんでした。その後2008年10月24日の、リーマンショック最悪の株価暴落が発生し、直後の10月29日の定例FOMCにて追加の50bpの利下げし、以降利下げが続いていきました。
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急速に利下げ思惑が浮上2020.02.28
先週は、ドルが一極集中型で一気に112円台まで急騰したドル円でしたが、パンデミックの様相に近づきつつあるコロナウイルス懸念で世界の金融市場が大荒れとなっており、27日の米株は下げ幅で過去最大を記録するなど、リスクオフの流れが急速に強まっています。
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