今年初の波乱2018.02.02

日経平均は大発会からいきなり急上昇して好スタートを切りましたが、1月23日に2万4120円台に乗せてピークアウトしました。その後はアメリカの10年国債の利回りが約4年ぶりに2・7%台に上昇してきて、世界的に株価に変調が起こりました。

日経平均は今年に入ってから初めて終値で25日線を下回り、5日線と25日線もデッドクロスしました。NYダウも1月30日に360ドル以上の急落となり、1月26日に2万6610ドル台で過去最高値を付けてから急反落しています。1月30日の下げでMACDはデッドクロスしました。日米共に今年に入ってから初めての大きな下げ波乱に見舞われています。仮想通貨も大暴落しています。

昨年12月15日に発売した早見の『九星気学と干支からみた2018年の大予測』の中で「今年の日経平均の見通しについては2万4000円台を目指すことになる」とまず指摘しておきました。12月15日の終値は2万2550円台でしたが、そこから1月23日の高値2万4120円台まで上昇してピークアウトしましたので、まずは2万4000円台を目指すという目安は達成したわけです。

1月の日経平均の月足は3年連続で陰線でしたが、昨年と一昨年は2月も陰線でした。今年も2月はイヤなムードでスタートです。

今年は火の年という事で、どのような火がつくかが見ものでしたが、正月早々仮想通貨の暴落に火がつき、炎上して焼け野原状態になりました。次の火種がアメリカの10年国債の利回り上昇にあると見たわけですが、今度は日本の株価の下げ波乱が起こり、懸念を呼び起こしています。

ドル円も12月に113円台だったのが、1月26日には108円台まで大きく円高が進んでいます。

まず年初からの良い株高の流れがひとまずピリオドを打って、この調整局面からの次の展開を探っていくことになります。私もメールやFAX会員、有料情報では先週から次々と利食い売りの指示や損切り手仕舞いを行なっていただき、変化に対応してきました。週刊レポートはそのような機動的な対応は難しいので、その点は十分承知しておいて下さい。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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