株価に変化2018.04.13

まだ波乱含みではあるものの、前号の当コラムでは「NYダウが2月以降2万3300ドル台で2回安値を付けて下げ止まって下値抵抗ラインを作っており、この辺りで下値を固めて調整完了となるかどうか」とコメントしておきました。

その後、相変わらず上下に振り回されてはいるものの2万4600ドル台を回復し、25日線を上回ってきました。1月の最高値から作られていた三角もち合いを上に放れる形になってきました。

また日経平均についても前号の当コラムで3月26日に最安値を付けてからはアメリカの株価とは逆に打たれ強さが感じられ、1月の最高値とその後の戻り高値を結んだ右下がりの上値抵抗ラインを上に突破したほか、海外投資家が日本株の先物を9週間ぶりに買い越しに転じ、ドル円も昨年9月11日以来の大幅な円安にぶれるなど、良い形も現れてきていることを指摘しました。今週は10日線と200日線がゴールデンクロスしましたが、これも1月の最高値以降で初めてです。

日経平均とTOPIXの週足チャートは今のところ3月の最安値以降、三本連続陽線で立ち上がってきており、昨年4月や9月の底打ち反転場面と同じ形になってきました。

こうした状況を踏まえて早見もEメール会員FAX会員、及び有料情報では3月30日に日経225ダブルインバースETF(1357)を売却指示して、4月9日には日経225レバレッジETF(1570)に買いを指示して、日経平均が一段高になっていくことを期待する形を取りました。

例年、4月相場は本来季節的に株価が上昇しやすい時期です。とりあえず落ち着きを取り戻して反発局面が本格化していくことを期待しながら見ていきます。

ただ米中貿易戦争の次は、シリアを巡る中東情勢が波乱要因になる可能性があり、注意が必要です。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

セミナーのお知らせ
セミナーの様子
☓ バナーを閉じる

有料情報「早見雄二郎の特ダネ株式ニュース」 お電話または、インターネットで早見独自の株式投資情報が手に入る有料サービス

電話有料情報(情報料300円)インターネット有料情報(情報料300円)はこちら