戻り局面入り2018.04.20

このところアメリカの株価についてコメントしてきましたが、NYダウは2月以降2万3300ドル台で2回安値を付けて下げ止まり、下値抵抗ラインを作っていました。この辺りで下値を固めて調整完了となるかどうかというところでしたが、その後1月の最高値と2月の戻り高値を結んだ右下がりの上値抵抗ラインを先週末に上に突破して、大きな三角もち合い上放れとなりました。

5日線と25日線もゴールデンクロスしましたが、今週はS&P500指数も5日線と25日線がゴールデンクロスして、終値で100日線を上回りました。これは3月21日以来です。

ナスダック指数も既に100日線を先週末に上回っていましたが、今週も一段高で週足のMACDが上向きに転じました。これは3月13日に過去最高値を付けて以降で初めてです。その3月13日の最高値から4月2日の最安値までのザラバベースの下げ幅に対して、今週は半値戻りを突破しました。このようにアメリカの株価が戻り歩調に転じています。

日本株も直近では新興市場が下げ波乱になったものの、日経平均は逆にしっかりと右上がりを保ち、TOPIXの週足チャートは3月26日の最安値から今週で4本連続陽線で反転上昇してきています。TOPIXの週足が調整局面の安値から4本連続陽線で立ち上がってきたのは昨年4月や9月の底打ち局面と同じです。

既に日本株はアメリカの株安に反応せず打たれ強くなっていましたが、今度はそのアメリカの株価も戻り歩調を強めて、日本株も新興市場とは逆に今度は日経平均やTOPIXが強さを取り戻していますので一安心です。

私はこうした潮の流れの変化を感じ取り、Eメール会員FAX会員及び有料情報で日経225ダブルインバースETF(1357)を3月30日に売却指示して、4月9日に日経225レバレッジETF(1570)を1万8840円のところで買い指示を出して、日経平均の一段高に対応する形を取りました。今のところ想定通りの展開になっています。

例年4月相場は季節的には株価が上昇しやすい時で、実際アベノミクス相場が始まって以降だけを見ると4月の日経平均の月足は2013年から昨年までで4勝1敗で、15年以降は3年連続陽線です。今月も今のところは陽線となっており、本来あるべき形になってきました。1月の天井打ちから大きく下げた日本株がようやく本格的な戻り局面に入ったと見ています。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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