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2015年型の歩みだが2018.06.08

アメリカの株価はその後も順調に値を戻し、ついに今週ナスダック指数が3ヵ月ぶりに過去最高値を更新しました。また、小型株のウエイトが高いラッセル2000指数も過去最高値を更新しています。

NYダウの週足チャートは先般5週線と13週線がゴールデンクロスしたのに続いて、週足のMACDもゴールデンクロスしていますが、NY株式市場の実勢を示すS&P500指数も週足MACDがゴールデンクロスしていました。

一方、日本の株価は日経平均が5月21日に2万3000円台を回復して、一応順調な戻りを見せていますが、1月に最高値を付けて大きく下げた後、ほぼ一本調子に急反発し、戻り高値を付けている形は2015年に高値を付けて大きく崩れた後の戻り局面と全く同じ形になっています。2015年はその後再び崩れて一段と下げていきましたが、今回もアメリカの株価は強さを保っているものの、日本株については警戒を怠るわけにはいきません。

また、新興市場は今月19日にメルカリがマザーズに上場します。大型IPOということで上場を前に新興市場には早くも換金売りの動きが広がり、マザーズ指数は今週急落して4月17日以来の水準まで下げました。

4月に底打ちした場面では週足は長い下ヒゲを引きましたが、今週の急落でその下ヒゲをかなりの部分帳消しにしました。

今月の下げ波乱は新興市場にとっては押し目買いの場面を作ることになると見ていますが、このところの東京市場の動きを見ていると、2015年の大きな下げ波乱の時を思い浮かべる形になっています。気を引き締めて見ていきましょう。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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