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世界的な株価の崩れ2018.06.29

6月相場は2015年型の悪い形をひっくり返すことが出来るかどうかという場面でしたが、ここへ来て米中貿易戦争が再び激化してきたことなどを受けて世界的に株価が崩れて来ました。

アメリカの株価は強さを保ってはいましたが、今週NYダウは急落し、6月25日に終値で200日線を割り込んでしまいました。これは一昨年11月のトランプショックの底打ち以降で初めてです。今年に入ってからNYダウは4月2日と5月3日にそれぞれ急落して、ザラバの安値で200日線を下回ったものの終値では上回り、共に下ヒゲで目先の底打ち場面となっていました。しかし今回は終値で200日線を下回りましたので、これは悪い変化です。

世界に目を転じると、中国の上海総合指数は1月の最高値から6月28日の安値までで約22%下落してしまい、2015年の大暴落の局面以来の大きな値下がりになっています。

欧州もドイツの株価は1月最高値、5月戻り高値で崩れており、東南アジアではシンガポールの株価の崩れも大きくなってきました。

日本株もマザーズ指数が1月の最高値から6月26日の安値までで23%も下落しており、昨年9月以来9ヵ月ぶりの安値に落ち込んでいます。

6月23日開催の東京セミナーでも改めて2015年型の悪い形になってきているとお話ししましたが、現状ではこうした悪い変化を覆すことが出来ません。7月からの今年後半の相場を前に、6月のこの弱い下げは後を引くのではないかと思われます。

したがって早見の各会員有料情報では日経225ダブルインバースETF(1357)をそのまま持続していただいています。個別に強さを保っている小型株を引き続き絞り込んで取り組む以外に道は無いと思います。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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