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95年と同じ7月底打ち2018.07.20

2015年以来の大きな調整安に入った日本の株価は95年と非常に良く似ている事を指摘しました。95年は日経平均が1月最高値で、その後阪神淡路大震災が起こり年の前半は下げ局面でしたが、7月に底打ちして年の後半は株価が急速に回復していきました。そして翌年消費税増税となったわけです。

今年も1月最高値で調整局面に入り、大阪北部地震に続いて西日本豪雨の大きな被害が発生しました。95年と同じ西日本での大きな天災でした。しかし日経平均は7月5日に2万1460円台で底打ちして反転、今週18日には2万2900円台まで急上昇してきました。そして来年は消費税増税を控えています。やはり95年と酷似しています。

私は6月のセミナーでもお話ししたように、年の前半は想定通り日経平均はおおよそ2万円と2万4000円のレンジで収まったものの、年の後半はこのレンジを上下どちらかに放れていく大きな変動が予想されるとお伝えしてきました。

ラジオ番組でもその話をしましたが、今月に入ってからの急上昇で日経平均は1月の最高値とその後の戻り高値を結んだ右下がりの大きな上値抵抗ラインを上に突破しました。これで巨大な三角もち合いを上に放れたわけです。TOPIXはまだそこまでいっていません。5月高値からの下げ幅に対して日経平均は93%戻しましたが、TOPIXは60%にとどまり、日経平均の上げが突出しています。

ドル円も2015年の125円台とその後の戻り高値を結んだ大きな右下がりの上値抵抗ラインを今月突破して、円安方向への三角もち合い上放れになりました。

このように今月はドル円と日経平均が共に円安・株高方向への大きな変化を見せました。

もちろん中国やドイツなど火種もありますので注意を怠ることは出来ません。海外からの要因で崩されるのもよくあることなので、その点も頭には入れておきましょう。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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