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やはり再び崩れた2018.11.22

10月相場での日米の株価の大きな崩れを軽く見てはいけないと警告し、その上で10月下旬からの短期的な反発場面を日経225レバレッジETF(1570)の買いで対応し、利食っていただきました。

続いて早見のEメール会員FAX会員、及び有料情報では11月13日に直ちに日経225ダブルインバースETF(1357)に買い出動していただき、下げ波乱の再燃に備えてもらいましたが、案の定今週また日米の株価がどんどん崩れて来ました。

アメリカではナスダック指数が10月29日のザラバ最安値を割り込み、8月に過去最高値を付けて以降での一番の安値を更新しました。NYダウも終値ベースで最安値であった10月29日の安値のところに戻ってしまい、その後の反発分を終値ベースで帳消しにしています。

10月の崩れで日経平均とNYダウがともに月足で最高値での陰線つつみ足となり、2000年のITバブルの天井打ちの時と同じ形だと指摘しましたが、このようにやはりナスダック指数を筆頭に崩れており、ますます悪い形になっています。

日本株はTOPIXが10月の崩れで、週足の一目均衡表で雲の上に突き抜けてしまいました。前回は2016年1月の崩れの時に雲の下に突き抜けて、その後さらに暴落していきましたが、過去20年振り返ってもITバブルの天井打ちの後、2007年の天井打ちの後、そして2016年と大きく上昇相場が続いた後、TOPIXが週足の雲の下に突き抜けた時はその後さらに全て暴落していきました。89年末にバブルの大天井を付けた後の90年の崩れの時もそうでした。

したがって今後さらに日本の株価は一段と大きく下げていくことを想定する必要があります。反発場面があっても戻り売りという見方で対処することが大前提です。くれぐれも甘い見方をしないように注意しましょう。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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