昨年は日米共に株価が大きく崩れて、日経平均は7年ぶりに年足が陰線となりました。しかし、どんな暴落相場でも一年中毎日下げ続けるわけではなく、必ず戻り局面があります。日経平均とNYダウは共に12月26日のザラバ最安値から戻り局面に転じました。今週はTOPIXとマザーズ指数が25日線を突破し、5日線と25日線がゴールデンクロスしてきました。既にNYダウ、S&P500指数、ナスダック指数も同じ形になっていました。
12月のセミナーで今年前半の日本の株価について重要なヒントをお伝えしておきました。昨年日経平均は10月から12月までの月足陰陽が陰陽陰●○●の形となりました。このパターンは今回で戦後7回目です。過去6回の内、5回は翌年1-3月に株価が上昇、残り1回も4月から5月にかけて上昇していましたので、この面からも2019年は特に1月から3、4月にかけて戻り局面になる可能性が十分にあることをお知らせしておきました。
その後、様子を見ていたわけですが、やはり今のところ1月相場は戻り局面になっています。もちろん今年前半の戻り局面は大きな捉え方では戻り売りの場面を作ると見ています。そのように大きな捉え方と短期的な捉え方は切り離して考えるべきだと思います。
そうしたことを頭に入れながら、引き続き真っ先に戻っているマザーズを筆頭に小型株に買いで取り組んでいきたいと思います。
※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから追記・抜粋したものになります。