株高歓迎2019.07.05

6月の東京株式市場は非常に薄商いで、一時は東証一部の売買代金が今年最低に落ち込み、メジャーSQでの売買代金としても2012年以来のひどい有り様でした。今週も4日の売買代金は1兆4548億円のひどい薄商いでした。

不安定な状況でしたが、先週末のG20で米中首脳会談が行なわれ、問題は何も解決していませんが安心感が取り戻された形となり、しかもその直後に電撃的な米朝首脳会談も行なわれ、TOPIXは5月下旬以降、上値の壁になっていた1560ポイント台を回復し、NY株式市場もNYダウとナスダック、S&P500指数が過去最高値を更新しました。

続いて今月はFRBが利下げを実施するかどうか、そして7月21日投票の参議院選挙の結果が大きな注目ポイントになります。もし選挙で自民党が惨敗するようなことにでもなれば、日本株にとっては大きな悪材料となりかねません。選挙は水ものですから終わってみなければ分かりませんが、要注意です。

米中の問題についても実際には根本的には何も解決していませんので、またどこかで悪材料が蒸し返される可能性もありますが、とりあえずは不安ムードが後退していますので、テクニカル的な変化は素直に受け止めていく必要があります。

私も会員の方々には日経225ダブルインバースETF(1357)は持たせていませんでしたし、カラ売りもさせていませんでしたから、とりあえずは株価が値上がりしてくれる方が好ましい体制を取っています。

小型株だけでなく大型株にも目配せをして買いの手を伸ばしていただいています。例えば6月29日の東京セミナーでは日本を代表する電機株の一つであるNEC(6701)を買い推奨しておきました。今週は早速強い動きになっており、2008年10月以来の高値に上昇してきました。

もちろん小型株にも引き続き力を入れて取り組んでいます。右上がりのトレンドを全く崩さない強いもの、長らく調整安にあったのが底打ちして反転・上昇に向かい始めたもの、下げ波乱の中で逆行高していたものを中心にマークしてきました。特に国策に絡む株は折に触れて積極的に目を向けていくのはいつもと変わりません。

6月の大阪と東京のセミナーで買い推奨した株も次々と強い値上がりを見せています。会員以外の方々も早見の有料情報を是非活用して下さい。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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