やはり米中が…2019.12.06

直近ではNYダウが過去最高値を更新して2万8170ドル台まで値上がりしましたが、今週は米中協議の行方に対する不安感や、アメリカの景気悪化懸念などでNYダウが一気に急落しました。11月27日のザラバ最高値2万8174ドルから12月3日には2万7325ドルまで約850ドルの急落となりました。

NYダウの月足や週足チャートを見ると、昨年1月の高値と昨年10月、そして今年7月の高値を結んだ右上がりの大きな上値抵抗ラインが作られていましたが、11月相場でこれを突破し過去最高値を更新して、今週の急落です。引き続き米中問題で振り回されるという図式には変わりありません。

今年は政治、経済、様々な問題が複雑化する年とお伝えしてきましたが、米中問題はその最たるものです。思い返せば昨年10月にアメリカのペンス副大統領が、中国に対して宣戦布告と言えるような厳しい演説を行なったところから米中の対立は本格的に始まりました。それ以降ここまで1年以上経過して、まったく問題は解決していません。

日本株も日経平均は今月2日に終値ベースで今年の最高値を更新して、これからという期待を持たせる形になっていましたが、そこからNYダウに歩調を合わせて急落に転じました。日経平均は11月上旬以降、今年の最高値レベルで頭をピタリと抑えられ、どうしても上に抜けきれない形で推移していました。TOPIXも同じです。

一方、ジャスダック平均は8月の底値から今月の高値まで一本調子に値上がりを続けていました。今週もNYダウや日経平均とは対照的な強さを保っています。

日本株の物色動向は決して全滅というわけではありません。とはいえ米中が第一段階の合意に至らなければ、今月15日にアメリカは中国に対する関税引き上げを実施すると見られます。不安感が高まるのは致し方ないところです。

こうした中で私の推奨銘柄からは次々と値上がりが飛び出し、利益をもたらしています。先週から今週にかけても会員向けやセミナーの推奨銘柄からサイバー・バズ(7069)、カオナビ(4435)、メドピア(6095)、アルチザネットワークス(6778)、ツクルバ(2978)など次々と利食い売りを指示してしっかり利益を確定していただきました。

今週も持続していただいている銘柄から強い動きが出ています。引き続き早見のアドバイスを参考にして下さい。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

セミナーのお知らせ
セミナーの様子
☓ バナーを閉じる

有料情報「早見雄二郎の特ダネ株式ニュース」 お電話または、インターネットで早見独自の株式投資情報が手に入る有料サービス

電話有料情報(情報料300円)インターネット有料情報(情報料300円)はこちら