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大発会、ソニーが一番人気の意味2020.01.24

  中東情勢がひとまず落ち着いたと思ったら、今度は中国で発生した新型肺炎が世間を騒がせています。正月早々から今年も海外に振り回される一年になりそうだとラジオでも話しましたが早速この調子です。

 日経平均は2万4100円前後のラインが上値の壁になっています。一応12月の高値を抜きましたのでチャート的には弱くはありません。一方でジャスダック平均の強さが際立っており、まったく崩れず上がり続けて今週も新高値です。これを見ていると相場全体にさほど心配する必要はないと思わされます。

 私はちょっとやそっとでは変わらない大きな国策や時代の変化に乗って業績が伸びていく株に焦点を絞り取り組んでいます。新型肺炎のニュースなどで株価が下がれば押し目買いのチャンスというとらえ方をしています。

前回も書いたように大発会に値上がりで終わった銘柄のうち、売買代金が最も多かった一番人気銘柄はソニー(6758)でした。なぜここでソニーが大発会の一番人気銘柄になったのか、その意味は今月のセミナーで解説しましたが、けっしてたまたまそうなったのではなく、市場はちゃんと今年の大きな方向性を示してくれました。

 1月9日のラジオ番組で今年最初のラジオでの注目株としてNEC(6701)を取り上げたのも、ソニーと同じ流れでしたが、その後のNECの株価を見ても日経平均が下げても逆に強さを見せて崩れません。「株価は株価に聞け」と言いますが、ソニーやNECが示唆していることにしっかり耳と目を傾けましょう。

 2月に入ると3月期決算企業の9ヵ月決算の発表が本格化します。私が買い推奨して持続して頂いている銘柄も決算発表が次々に行われます。基本的に業績が悪い株は買いはお勧めしていないつもりです。企業の継続前提に疑義や重要事象の注記がある株も推奨銘柄にはしていません。とはいえ直前の 会社四季報やアナリストの見方、業績予想とまるで違う発表がなされて株価が急落することもあります。上方修正でも市場の期待に届かなければ売られることもあります。決算またぎはリスクもありますので注意しましょう。

※このコラムは毎週木曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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