昨年12月のセミナーで、2021年の日経平均の高値の目安について3万100円~3万300円と設定していることをお伝えしました。今週は2万8900円台に乗せて新高値になっており、まずは順調に値上がりしています。
大発会から日経平均は3日連続値下がりの3連敗でスタートしましたが、TOPIXは1勝2敗でしたし、マザーズ指数は2勝1敗。ジャスダック平均は3日連続の値上がりの3連勝でしたから、日経平均ほど別に弱いわけでもなく、まずまずのスタートだと言う事を1月7日のラジオ番組でもお話ししました。
新興市場は特にジャスダックの値上がりが大発会以降目立ちます。ジャスダック平均は2018年1月のアベノミクス相場での最高値4317と昨年1月の戻り高値3967を結んだ右下がりの上値抵抗ラインを今月上に突破してきています。
私は昨年11月初めからマザーズ株に距離を置いてきましたが、このところの買い人気の中心も大型株に移っています。日経500に続いてドル建ての日経平均も史上最高値を更新しました。東証規模別指数を見ても、大型株指数は今週2007年8月以来の高値になりました。これに対して小型株指数は2019年12月の高値もまだ抜いていません。
当レポートでも前回は大型株から日経平均採用銘柄の住友金属鉱山(5713)を買い推奨して、今週は新高値になりましたが、有料情報でも日経平均採用銘柄の三井金属(5706)を買い推奨して今週新高値になりました。
前回も書いたように昨年に続いて今年も「国策に売り無し」を合言葉にしています。EVや水素など国策に沿っての銘柄発掘は引き続き積極的に行う必要があります。今週も特にEVや水素に関連した株の値上りが目につきました。大きな政策に沿った流れは簡単には終わらないので徹底して追いかけましょう。
ところで新たに入会する方が非常に多くなっていますが、週刊レポートは週1回の発行ですから当然推奨銘柄もある程度じっくり取り組んでいく視点で取り上げています。もちろん情勢の変化には常に注意して有料情報でフォローしています。しかし、よほど株価が急激に変動したり、突発的に悪材料が出たりした場合は別ですが、レポートが届いてわずか数日でどうしようこうしようと考えるのはあまりに気が短すぎます。目先の動きをあまりに気にするのであればレポートではなく有料情報の推奨銘柄をご利用いただくことをお勧めします。
※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。