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予想通り日米共に株価は2年ぶりの大底打ち2022.03.25

 日米共に株価が底値から急上昇してきました。NY株式市場の実勢を示すSP500指数は、22日の終値で200日線を突破して、10日線と25日線もゴールデンクロスしました。このゴールデンクロスは1月4日に史上最高値をつけて以降で初めてです。そして先週の週足は始値と終値の間の実体が260ポイントに達する大陽線でしたが、2020年3月の大底の時以降、実体が200ポイントを超える大陽線は3回あり、全てその後一段高になっていました。特に2020年3月の大底打ちの時は251ポイント幅の大陽線でしたが、今回はそれを上回り、コロナ暴落の大底以降で最大です。ナスダック指数も先週の週足チャートは最安値で陽線つつみ足の形になり、これで2月と3月の安値でダブル底の形を作りました。
 日本株も日経平均とTOPIXは今月の月足チャートが最安値で陽線包み足の形になりました。マザーズ指数は2月24日の最安値を下回らずに踏み止まり、週足チャートは先週ダメ押し安値での切り返しで陽線包み足の形になりましたので、ナスダック指数と同じく2月と3月の安値でダブル底の形になりました。
 
 このように日米共に株価は実質的に2月が最悪の局面であり、今月は底打ちを確認して新たな上昇局面に入ったことを示しています。
 
 早見は直近でも改めて第二次大戦の時のNYダウを例にとり、「株価は戦争が終ってから底打ちするのではない。総悲観の中で底打ちする。」と指摘しました。多くの投資家や市場関係者がウクライナの戦争などで総悲観になったところが株価の大底打ちでした。
 
 早見は株価が上がってきてから強気の話をしているわけではなく、既にマザーズ指数が2月24日で底打ちしたとみて、その直後2月26日の東京セミナーからマザーズなど小型株への買いを再開していただきました。実際2月26日の東京セミナーでは、東証マザーズETF(2516)をズバリ注目株に取り上げました。このETFはセミナー直後の2月28日の寄り付き値541円台から3月23日の終値582円台に値上がりしてきています。
 
 そして東証1部の中大型株についても3月に入ってから次々に逆張り的なとらえ方で買い推奨して仕込みを行っていただきました。それらが次々に花開き、利益をもたらしています。逆張りの目で見る必要があるということはラジオ番組などでも話してきたことです。
 
 このように大事なことはあらかじめしっかりとお伝えしてきました。そのうえで読み通りになってきたわけです。悪材料をひととおり織り込みましたので、ここは4月からの新年度相場に向けてさらに強気で攻めていくべきだと考えています。
 

※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋・修正したものになります。

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