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予想通り短期的な戻り場面になった2022.10.07

 10月相場は欧米と日本の株価は急反発でスタートしました。NYダウは今週月曜日と火曜日の2日間で、終値ベースで一気に1,590ドルもの上昇を見せましたが、日経平均も今週月曜日のザラ場突っ込み安値の2万5621円から木曜日のザラ場高値2万7399円まで、あっという間に1,778円の急上昇となりました。このため9月相場の急落で弱気になっていた多くの投資家や市場関係者は、一転しての日米の株価急上昇で慌てふためき、損切りの買い戻しをせざるをえなかったと思われます。

 しかし早見にとっては全く驚くようなことではありませんでした。前回の当コーナーでも書いたように、日経平均の日足チャートで短期的な底値を探るRCIが9月30日(金)の終値でマイナス97まで低下していました。前回マイナス90台に低下したのは9月1日、前々回は4月11日で、共にそれが短期的な底打ちの場面となったことを指摘しておきました。米株もSP500指数のRCIが9月27日の終値でマイナス98に低下していました。したがって前回の当コーナーで「日足チャートベースでは、日米共にひとまず短期的に戻る場面が近づいているように思える。」と書いておきました。早見の有料情報や、先週木曜日のラジオ番組でも、このRCIを例にとり「短期的には株価が戻ることを想定して逆張りの見方をしておくべきだ」との話をしましたので、この日米の株価急反発は意外ではなかったわけです。
 
 今週はSP500指数が月曜と火曜の2日間で合計5.7%上昇しましたが、これはコロナ暴落が2020年3月に大底を打った直後の翌4月以来2年半ぶりの大きな値上がりとなりました。2020年4月当時証券界は総弱気で、このまま世界恐慌になるというような声も広がっていましたが、私は2020年3月の東京セミナーで「この暴落は1987年のブラックマンデーと同じで短期間で終わる」と明言して、翌4月のさくらインベストセミナーでは「また下がるという二番底を心配するよりも、いかに買っていくかを考えるべきだ」と明言しました。そして5月から完全強気の投資作戦に切り替えて、実際株価はその後グングン上昇して、疑いの中で株価は上がっていったのです。今回もあの時と同じく疑いの中で戻していく形になるでしょう。
 
 ただし前回も書いたように、大きなとらえ方では2007年の大天井の後の局面と同じ道筋です。2020年の時とは相場の性質が違うので、短期的な戻りの後で多くの投資家が強気になったところから、次の大きな下げ波乱が起こる可能性が充分にあるので警戒を怠ることはできません。そのあたりは早見の有料情報で日々の変化に合わせて、詳しく解説するととともに機動的に対応していますので、ぜひ活用してください。
 
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※このコラムは今週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・一部修正したものになります。

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