相場観

 無事に高市政権がスタートしました。読売新聞が実施した政権発足直後の世論調査で内閣支持率は71%となり、石破内閣発足時緊急調査の34%から大きく跳ね上がる好スタートになりました。18~39歳の支持率は石破内閣時の15%から80%に激増しており、安倍政権以来の国民の期待感の高まりです。それは1972年に誕生した田中角栄内閣発足の時と同じ空気です。

 昨年12月の早見の東京セミナーで、2025年のキーワードは「崩れる」ということだと発表しましたが、自公連立政権が26年ぶりに崩壊という歴史的な事態になりました。しかし終わりは新たな始まりでもあり、自公連立が崩れたことで高市政権はしがらみから解放されて、自民党が原点に返って日本の国益や経済の発展のために大改革の方向に舵を切りました。高市首相は早速次々に猛烈なスピードで改革政策を打ち出しています。若い世代の支持率が激増しているのは、それをまさに素直に評価して希望を持っている表れです。

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 自民党総裁選で高市早苗氏が奇跡的な勝利となったことで、株価やドル円などの流れが激変しました。ところが今度は公明党が連立政権から離脱することが決まり、高市政権誕生に暗雲が広がりました。そこに米中貿易戦争再燃となったことから、日米の株価が急落するという実に目まぐるしい展開となりました。米株はSP500指数とナスダック指数が大陰線で崩れました。

 昨年12月の早見の東京セミナーで、2025年のキーワードは「崩れる」ということだと発表しました。今年は、いつ、どこで、何が崩れるか分からない年だと警告したわけですが、1月に埼玉県で起きた大規模な陥没事故で地面が崩れて、下水道管の補修が国策テーマになるほどの衝撃を与え、「崩れる」2025年の幕開けとなりました。そして今度は自公連立政権が26年ぶりに崩壊という歴史的な事態になりました。

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 自民党総裁選で高市早苗氏が奇跡的な勝利となったことで、株価やドル円などの流れが激変しました。ドル円は今月初めの146円台から今週は153円まで7円も大幅な円安になっています。今年のキーワードは「崩れる」でしたが、まさに円が崩れていっています。

 日経平均も今月1日の安値4万4357円から、今週は4万8527円まで4170円もの大幅な上昇となり、TOPIXと共に史上最高値を更新しました。多くの投資家や市場関係者は、結局決選投票で高市氏が敗北するとの読みが多数だったので、劇的な結果でパニック的に買われる形になりました。

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 いよいよ10月相場に入りました。何回も繰り返し指摘してきたように、世界恐慌に突入した1929年の暗黒の木曜日大暴落、1987年のブラックマンデー大暴落、2008年のリーマンショック大暴落などの歴史的な大暴落は、いずれも10月に起きています。もちろん毎年10月に必ず暴落が起きるわけではありませんが、日米ともに株価が史上最高値を更新している場面でもあり注意は怠れないということを再三書いてきました。

 日経平均は9月19日に4万5852円の最高値、TOPIXは9月26日に3205ポイントの最高値をつけて今週は急落してきています。

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 いよいよ10月相場に入ります。世界恐慌に突入した1929年の暗黒の木曜日大暴落、1987年のブラックマンデー大暴落、2008年のリーマンショック大暴落などの歴史的な大暴落は、いずれも10月に起きています。もちろん毎年10月に必ず暴落が起きるわけではありませんが、日米ともに株価が史上最高値を更新している場面でもあり注意は怠れません。株を買わなければついていけないという恐怖感で買わざるをえないという状況ですから、どこかでその反動が出ても全く不思議ではありません。

 日経平均は9月19日に4万5852円の最高値、TOPIXは3,187ポイントの最高値をつけて、どちらも日足チャートは史上最高値での陰線包み足になりました。TOPIXはこの高値を抜いて陰線包み足の形を解消しました。日本株も上昇基調は強いので、流れには乗っていくのが基本ではありますが、鬼門の10月ですから注意は怠れません。 続きを読む

 日経平均は今週4万5000円台に乗せて史上最高値を更新しました。米株も今週はNYダウ、SP500指数とナスダック指数が揃って史上最高値を更新しました。
 
 日経平均の月足チャートでは6ヵ月線と12ヵ月線およびMACDの2つのゴールデンクロスが実現しています。そして4月から今月で月足は6本連続陽線で上げてきており、戦後3回目という珍しい形を作っています。1年で最も季節的に暴落が起こりやすい10月相場を前にしているので、引き続き注意は怠れませんが、日銀のETF売却決定で、週末は下げ波乱になりました。
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 当コーナーで繰り返し書いたように、日経平均は大きな上昇トレンドの中での当然の調整場面というとらえ方をしていたわけですが、直近では4万3800円台の史上最高値をつけてから4万1800円台まで下げました。日経平均の日足チャートでは、4月の暴落以降で初めて終値で25日線を割り込みました。

 しかしそのまま崩れずに踏みとどまり、今週は4万4800円台まで上昇して、一気に1年2ヵ月ぶりに史上最高値を更新しました。9月から10月にかけては1年で最も株価の崩れに警戒しなければならない季節ですが、米株も今週はNYダウ、SP500指数、ナスダック指数が揃って史上最高値を更新しました。

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 日経平均は大きな上昇トレンドの中での当然の調整場面というとらえ方をしているわけですが、4万3800円台の史上最高値をつけてから今週は4万1800円台まで下げてきました。
 
 日経平均の日足チャートを見ると、今週は終値で25日線を割り込んできました。これは4月の暴落での底打ちからここまでの上昇過程で初めてです。また週足チャートでは最高値から3本連続陰線で下げてきました。これも今週このまま確定すると4月の底打ち以降で初めてです。ちなみに今回は8月史上最高値からの週足3本連続陰線ですが、前回昨年7月に史上最高値を付けた時もそこから3本連続陰線で下げた後、4本目の陰線でドカンと8月のブラックマンデー級の大暴落になりました。

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 日経平均が4万3800円台まで上昇して史上最高値をつけてからは、さすがに高値警戒感が出てきて、今週は4万2100円台まで下げて調整色を強める動きになりました。前々回と前回書いたように、急ピッチな上昇に対して警戒感が出てくるのは当然です。
 
 しかし日経平均の月足チャートを見ると、今月は6ヵ月線と12ヵ月線がゴールデンクロスしてきました。前回は一昨年3月末に2万8041円でゴールデンクロスして、そこから昨年7月の高値4万2426円まで51%上昇しました。

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 米株はSP500指数とナスダック指数に続いてNYダウも史上最高値を更新しました。日本株もTOPIXと日経平均が史上最高値を更新しましたが、さすがに高値警戒感が出てきて、今週は日米ともに調整色を強める動きになりましたが、前回も書いたように、急ピッチな上昇に対して警戒感が出てくるのは当然です。しかしそれが強い上昇相場の終わりと断言できるかは別問題で、単なるガス抜きのひと休みということになる可能性も頭に入れておかなければなりません。

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