相場観

 日経平均は4月7日の最安値3万792円から5月13日の高値3万8494円まで、7700円以上戻してきました。4月7日の暴落の日に「短期的に下げ過ぎのところに届いた」と判断したところがドンピシャで的中しました。

 日米ともに株価は4月7日で底打ちして大きく戻してきました。しかし繰り返しコメントしてきたとおり、あくまでも下げ過ぎたところからのテクニカル的な反発であるという見方にも変わりありません。4月19日の早見の東京セミナーで、大きく下げれば当然戻るということで、ナスダック指数を例にとり2022年に大きく下げた相場の時を振り返って解説しておきました。今目の前で起きているのは、まさに2022年の時に見られた形と同じです。

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 GWに入る前に当コーナーでは「下げ過ぎからの戻り局面が続く」と題して書いておきました。実際日経平均は4月25日の終値3万5705円から3万7400円台までさらに一段と上昇して、3月27日以来の高値になりました。4月7日の安値3万792円をつけたその日に早見の有料情報で、「日経平均の逆張り指標で見ると、短期的には下げ過ぎのところに到達した」と明言したわけですが、その4月7日の安値からだと実に6,600円以上も上昇したわけで、短期的に下げ過ぎと判断したところがドンピシャで的中しました。米株もSP500指数は2004年以来の9日連騰という記録になりました。

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 日経平均は昨年12月の高値4万398円から4月7日の安値3万792円まで23%下落しました。しかしその4月7日に早見の有料情報で、「日経平均の逆張り指標で見ると、短期的には下げ過ぎのところに到達した」と明言しました。案の定日経平均は4月7日の最安値3万792円から、今週の高値3万5835円まで戻してきました。短期的に下げ過ぎと判断したところがドンピシャで的中したわけです。米株も4月7日が最安値でした。

 もちろん繰り返しお伝えしてきたように、現状ではあくまでも短期的な下げ過ぎからのテクニカル的な反発であるという見方にも変わりありません。

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 日経平均は昨年12月の高値4万398円から4月7日の安値3万792円まで23%下落しました。昨年12月の東京セミナーで、「上昇トレンドが崩れたら、2025年の日経平均は3万2100円台まで下げる」という見方を発表しましたので、今回の大きな暴落で下げの崩れた時の目安を達成したわけです。これで月足チャートでは昨年8月の極めて長い下ヒゲを帳消しにしたので、セミナーでよく話す下ヒゲ全否定の悪い形です。

 しかし前回も書いたように、急激に大きく下げた結果、日経平均の逆張り指標は、短期的には下げ過ぎを示したので、早見の有料情報では4月7日の暴落の日に「短期的に下げ過ぎのところに到達した」と明言しました。案の定日経平均は4月7日の最安値3万792円から、10日の高値3万4639円まで急反発しました。やはり短期的に下げ過ぎと判断したところから当然の急反発に転じました。 続きを読む

 早見は3月1日のラジオNIKKEI春の祭りでの講演で、「ナスダック指数は2022年の大きな下げ相場の下げ初めの時と同じ形になってきている」と警告しました。その時のナスダック指数は2月28日の終値が1万8847ポイントでしたが、そこから3月31日の安値まで1993ポイントも下げました。

 続いて3月22日の東京セミナーで「米株の上昇は一時的な戻りであり、本当の意味での底打ちではない」という見方をお伝えしました。ナスダック指数は3月11日の安値1万7238から25日の高値まで1043ポイント戻しましたが、4月3日の安値は1万6550ですから底割れとなりましたので、3月の反発は一時的な戻りだと明言した通りになりました。

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  前々回当コーナーで「ナスダック指数の週足チャートでは、冷静に逆張り指標を見ると、そろそろ短期的には逆張りの視点で見ていく状況になってきているのではないかと考えている」ことをお伝えしました。
 
 案の定ナスダック指数は3月11日の安値1万7238ポイントから上昇に転じて、25日には1万8281ポイントまで上昇。NYダウも終値ベースでみると3月13日の最安値から25日までで合計1770ドル以上の急上昇となりました。前々回から「短期的に逆張りの視点で見ていく状況」と書いたとおり米株は上昇しました。

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 今月に入ってから日米の株価は急落しましたが、早見は既に有料情報や週刊レポートで逆張りの視点での解説をし始めていました。
 
 週足チャートで逆張り指標を見ると、前週末3月14日の時点でナスダック指数の週足RCI(9週)はマイナス78まで低下しました。ここまで下がったのは一昨年10月に底打ちした時のマイナス85以来です。またRSI(14週)も29.4まで低下しましたが、30を下回ったのは2022年10月に底打ちした時の26.2以来です。前回当コーナーで「ナスダック指数の週足チャートでは、2023年3月以来2年ぶりに52週線を下回ってきたものの、冷静に逆張り指標を見ると、そろそろ短期的には逆張りの視点で見ていく状況になってきているのではないかと考えている」ことをお伝えしました。

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 今週も日米の株価がドスンと下げてきました。早見は昨年12月の東京セミナーで、「2025年は崩れる年だ」と発表して、それ以降「常に戦場にいるつもりで緊張感を持って見ていなければならない」と呼びかけてきましたが、案の定株価は崩れてきました。

 続いて今年1月の東京セミナーでは、「円高が日本の株価にとって悪材料になる」という見方をお伝えしました。実際ドル円は1月に158円台で円安がピークアウトして、今週は146円台まで12円も円高が進み、それにつれて日経平均は1月の高値4万200円台から今週は一時3万5900円台まで下落しています。

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 早見は1月の東京セミナーで、トランプ大統領が米国ファーストの立場からドル安の方向にもっていき、円高が日本の株価にとって悪材料になるという見方を明確にお伝えしました。1月セミナーの講義録をお持ちの方は7~8ページのところを読み返してください。
 
 ドル円は1月に158円台で円安がピークアウトして、今週はトランプ大統領が「日本の首脳に通貨安政策を続けることは出来ないと伝えた」と発言したこともあり、148円台まで円高が進みました。日経平均は1月の高値4万200円台から今週は3万6800円台まで下落しており、円高・株安の流れでした。このところ米景気の後退がハッキリしてきており、早ければこの春に利下げを実施する可能性が出てきました。そうなるとますます円高圧力が強まりますが、3月は米利下げ期待との綱引きで株価を見る必要があります。

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 早見は2月15日の東京セミナーで、2つの「もし」について話しました。
 ① もし2月の日経平均の月足が陽線なら、3月も陽線が期待できる
 ② もし2月後半に半導体株が盛り上がれば、3月相場に期待できる
という2つの「もし」が果たして実現するかどうか、3月相場を占ううえで今月後半は観察していました。しかし2月の日経平均は月足陰線で終わりました。半導体関連株も注目のエヌビディアの決算は市場予想を上回りましたが、半導体株指数は27日に暴落しました。

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