相場観

 私は3月30日に20年間続けたラジオ番組の最終回で。「弱気派は大きな考え違いをしている。相場は相場に聞け。」とあえて注意しました。その日の日経平均の終値は2万7782円でしたが、そこから今週23日の高値3万1352円まで3570円も値上がりしました。わざわざ20年間の放送の最後で、あえて言い残しておいたわけですが、それだけの価値があったということです。

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 私は3月30日に20年間続けたラジオ番組の最終回で。「弱気派は大きな考え違いをしている。相場は相場に聞け。」とあえて注意しましたが、今週はTOPIXがついに1990年以来33年ぶりの高値になりました。日本株が空前のバブル相場で歴史的な大天井をつけたのが1989年だったので、1990年以来という事はつまりバブルの頃に戻ったわけです。更に今週は日経平均もバブル崩壊後の最高値を更新しました。

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 日本のGW中に米株の下げ波乱がありましたが、あっさりと値を戻してナスダック指数はあっという間に今年の最高値を更新しました。今週5月11日時点で昨年8月以来の高値まで上昇しています。

 
 ナスダック指数の月足チャートでは4月末に6ヵ月線と12ヵ月線がゴールデンクロスしましたが、これは前回2019年6月にゴールデンクロスして以来です。前回はそこから21年11月の史上最高値まで2倍以上に値上がりという大きな上昇トレンドを描いていきました。続いて今月は月足チャートのMACDがゴールデンクロスしてきました。これは前回2020年5月にゴールデンクロスして以来です。

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 前回、「東証のリート(REIT)に値頃感が出てきている」と書きました。実際今週は日本株全体は下げ波乱の形になりましたがリートは堅調で、26日も日経平均が一時300円以上の下げ幅で急落したのに対して、リート指数は逆に値上りして1月末以来の高値になりました。
 
 東証に上場している東証REIT指数連動型ETF(1343)は、26日に25日線と50日線がゴールデンクロスしてきましたが、これは今年初めてです。週足チャートでは今週5週線と13週線がゴールデンクロスしてきましたが、これも今年初めてです。

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 ナスダック指数が終値ベースで2月の高値を抜いて今年の最高値を更新しましたが、今週はSP500指数も終値ベースでは2月の最高値からの下げ幅の92%を戻しました。新高値が視野に入っています。

 
 欧州の株価も2月相場でイギリスの株価が過去最高値を更新していましたが、続いて今月はフランスの株価指数も過去最高値を更新してきました。ドイツの株価指数も今週は1万5900ポイント台を回復しており、一昨年11月の過去最高値1万6290から昨年9月の安値1万1862までの下げ幅の91%を戻して着実に過去最高値に近づいてきています。中国の株価も強くなっており、上海総合指数は今週昨年7月以来の高値になってきました。

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 昨年10月に米株は最安値をつけてから半年経っても米株は10月の安値を割り込む気配はありません。前回も書いたように「もう下がる」「いよいよ下がる」「今度こそ下がる」「このようないびつな形で上がるのはおかしい」と言い続けています。

 
 しかしナスダック指数が2月の高値を抜いて今年の最高値を更新しましたが、続いて今週はSP500指数も2終値ベースで2月の最高値からの下げ幅の89%を戻しています。

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 突然の米銀の破綻から始まり、リーマンショックの再現になるのではないかという意見が広がっていましたが、株価は崩れていません。昨年10月に米株は最安値をつけました。あれから半年になりますが、米株は10月の安値を割り込む気配はありません。早見は昨年12月に「米株は10月の安値を割り込むとは考えていない」とラジオ番組などで明言しましたが、全く予想通りの展開になっています。

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 毎週木曜日にラジオNIKKEIで放送してきた「早見雄二郎のズバリ投資作戦」は、3月30日の放送で終了し、20年の歴史にピリオドを打ちました。2003年1月に放送開始して以来20年の長きにわたり自社スポンサーの番組として続けられたのは、多くのリスナーの方々の応援により高い聴取率を保ってきたからです。改めて長年のご愛聴に感謝申し上げます。

 
 2003年以降だけでも何度か大きな株価の変動がありました。小泉ミニバブル郵政改革相場、リーマンショックの大暴落、アベノミクス相場、コロナ暴落など大きな上下の変動を経験しています。

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 日経平均は3月9日のザラ場高値2万8734円が今年の最高値で、突然噴出した米銀行の経営破綻で一気に金融不安が拡がり、3月10日から急落を始めて16日の安値までザラ場ベースで高値から一気に2102円の急落となってしまいました。
 
 私は3月11日に横浜で行った講演で、「今月のFOMCで利上げ幅は0.25%に据え置きとなるだろう。」という見方をお話ししました。その予想通り22日のFOMCで0.25%の利上げ幅据え置きで決まりました。急落初日の段階でいち早く0.25%利上げ据え置きとはっきり予想したのでズバリでした。

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 昨年12月の東京セミナーで、「2023年は風が吹く年である。本来なら大底から3年目の日本株は、上がっていくリズムがハッキリしており追い風の年だが、春の嵐のように突風が吹くこともあるかもしれない。」という話をしておきました。

 
 1月4日の大発会でいきなり急落でスタートした今年の日本株ですが、日経平均は大発会でつけた2万5661円が今のところ今年の最安値で、そこから3月9日のザラ場高値2万8734円まで3,073円上昇し、これからというところで、突然噴出した米銀行の経営破綻で一気に金融不安が拡がり、今週2万6632円まであっと言う間に2,102円下げて、まるでつるべ落としのような急落となってしまいました。まさに春の嵐のような突風が吹いて荒れ模様になったわけです。

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