相場観

 今週も日米の株価がドスンと下げてきました。早見は昨年12月の東京セミナーで、「2025年は崩れる年だ」と発表して、それ以降「常に戦場にいるつもりで緊張感を持って見ていなければならない」と呼びかけてきましたが、案の定株価は崩れてきました。

 続いて今年1月の東京セミナーでは、「円高が日本の株価にとって悪材料になる」という見方をお伝えしました。実際ドル円は1月に158円台で円安がピークアウトして、今週は146円台まで12円も円高が進み、それにつれて日経平均は1月の高値4万200円台から今週は一時3万5900円台まで下落しています。

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 早見は1月の東京セミナーで、トランプ大統領が米国ファーストの立場からドル安の方向にもっていき、円高が日本の株価にとって悪材料になるという見方を明確にお伝えしました。1月セミナーの講義録をお持ちの方は7~8ページのところを読み返してください。
 
 ドル円は1月に158円台で円安がピークアウトして、今週はトランプ大統領が「日本の首脳に通貨安政策を続けることは出来ないと伝えた」と発言したこともあり、148円台まで円高が進みました。日経平均は1月の高値4万200円台から今週は3万6800円台まで下落しており、円高・株安の流れでした。このところ米景気の後退がハッキリしてきており、早ければこの春に利下げを実施する可能性が出てきました。そうなるとますます円高圧力が強まりますが、3月は米利下げ期待との綱引きで株価を見る必要があります。

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 早見は2月15日の東京セミナーで、2つの「もし」について話しました。
 ① もし2月の日経平均の月足が陽線なら、3月も陽線が期待できる
 ② もし2月後半に半導体株が盛り上がれば、3月相場に期待できる
という2つの「もし」が果たして実現するかどうか、3月相場を占ううえで今月後半は観察していました。しかし2月の日経平均は月足陰線で終わりました。半導体関連株も注目のエヌビディアの決算は市場予想を上回りましたが、半導体株指数は27日に暴落しました。

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 ドイツのDAX指数やユーロストック50指数が史上最高値をとっくに更新して上昇を続けているなど、欧州の株価は強い値上がりを見せています。米株も税還付資金の流入効果が始まり、今週はSP500指数が1ヵ月ぶりに史上最高値を更新しました。しかし日経平均やTOPIXは冴えない動きで置いてきぼりを食っています。

 昨年12月に早見の東京セミナーで、2025年のキーワードは「崩れる」ということだと発表しました。一昨年12月のセミナーで発表した2024年のキーワードは「大きく揺れる」でしたが、年が明けて2024年の元旦に能登半島地震が発生して、まさに「大きく揺れる」年の幕開けとなりました。

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 日経平均やTOPIXは、2月に入ってもどうにもこうにも上に行かれない展開が続いています。昨年7月に4万2426円の史上最高値を付けた後、早見は一貫して「日経平均が7月の高値を抜くのは容易な事ではない」と言い続けてきました。実際半年経っても史上最高値を抜くことは出来ず、それどころか10月以降は4万200円台~4万300円台で強力な上値の壁すら突破することが出来ません。日経平均がもっと値上がりするはずだという市場関係者の見方を信じている人々にとってはイライラが募るばかりでしょう。
 
 今週は米CPIが市場予想を上回り、米利下げは12月まで先送りとの見方が広がり、ドル円は先週の150円90銭台から一気に154円80銭まで円安に急反転しました。これは日経平均やTOPIXには支えになりますが、果たして上値の壁を突破するだけの力を見せるか問われます。

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 今年に入ってから、いきなり中国の株価が年明けとしては2016年以来の急激な下げとなりましたが、日経平均も大発会に500円以上の下げ幅で急落して、12月27日のザラ場高値4万398円から1月17日の安値3万8055円まで一気に2300円以上もの急降下となり、波乱のスタートになりました。その後1月24日に4万279円まで急上昇したものの、そこからまた急落して2月3日の安値3万8401円まで1,800円以上も下げました。 

 日経平均が昨年7月に4万2426円の史上最高値を付けた後、早見は一貫して「日経平均が7月の高値を抜くのは容易な事ではない」と言い続けてきました。実際半年経っても史上最高値を抜くことは出来ず、それどころか10月以降は4万200円台~4万300円台で強力な上値の壁を作っています。この壁すら突破することが出来ません。

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 今週は突然降ってわいたディープシークショックで、日米の株価が下げ波乱に見舞われました。
 
 米株はCPI発表後にNYダウの週足チャートは直近の最安値から陽線包み足で切り返して底打ちの形になり、SP500指数は12月の史上最高値6,099を抜き、週足チャートでは2週線と13週線がゴールデンクロスしました。ナスダック指数も先週は12月の史上最高値からの下げ幅の90%を戻して、日足チャートでMACDがゴールデンクロス。週足チャートでは2週線と5週線がゴールデンクロスというように、チャート的にもガラッと変化して安心感を誘っていました。そこに突然噴出したディープシークショックで、米株は今週急落したわけですが、急速に値を戻してNYダウは12月5日以来の高値に戻りました。FOMCでは利下げ見送りでしたが、まだ米株には不安定感があるので様子見です。

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 米株はCPI発表で流れが変わり、NYダウの週足チャートは直近の最安値から陽線包み足で切り返して底打ちの形になりました。

 今週はトランプ政権スタートで、米株の実勢を示すSP500指数は6118まで上昇して、12月の史上最高値6,099を抜き、米株指数の中で先頭を切って史上最高値を更新しました。今週は週足チャートでは2週線と13週線がゴールデンクロスしています。

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 年明けはまず中国の株価が急落して、年明けの下げとしては2016年1月以来9年ぶりの大幅安でスタートしました。その2016年1月は、その後上海総合指数が大きく崩れました。

 続いて米株もナスダック指数が12月に週足チャートが史上最高値で陰線包み足の形になり、年明けも1月6日の戻り高値からの急落で、週足は再び陰線包み足になりました。NYダウは25日線と75日線がデッドクロスしましたが、これは昨年5月の安値以降で初めてです。

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 早見は昨年12月の東京セミナーで、2025年のキーワードは、「崩れる」ということだとお話ししました。もちろんその崩れは色々なところに現れます。たとえば一昨年12月のセミナーで発表した2024年のキーワードは「大きく揺れる」でしたが、昨年は元旦からいきなり能登半島地震に見舞われ、まさしく大揺れの年明けになりました。

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