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横尾寧子のFXのはじめかた

 日本時間の1月16日深夜アメリカで、米中の第一弾通商協議の合意署名が行われました。「歴史的な一歩」としてアピールしているトランプ大統領ですが中国が米国産品の輸入拡大、知的財産権保護などに応じる代わりに、昨年9月に発動した第4弾の追加関税の税率を現行の15%から半分に引き下げるというもので、それまでに発動している第1~3弾の約3700億ドル(約41兆円)相当の輸入品への追加関税分は手付かずです。この米中貿易摩擦そのものが第1~3弾までで悪化していき、第4弾はダメ押し程度でしたから、結局何も解消しているわけではなく、ただこれ以上のケンカをしないという約束をした程度のもので、ひとまずは双方が歩み寄った姿勢をアピールして終わりました。

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 明けましておめでとうございます。
 まさかの地政学的リスクで大荒れの年始になりました。今年も日本時間の動きは注意していかなければいけません。というのも、1月8日の日本時間、日本の株式市場の寄り付き前からイラン側が米軍基地を攻撃していることが報じられ、一気に相場はリスクオフとなり株価は大きく下げ、為替は強烈な円高になりました。途中から為替が戻り出すも、株価が戻りを見せたのはイラン側が事実上の攻撃終了を明言したお昼前からです。当然相場は往って来いの形になり、欧州時間には何事もなかったかのような金融市場になりました。その後は完全に戦争回避の雰囲気が鮮明となり、8日のNYダウは161ドル高で引け、ドル円相場はしっかり109円台に戻した動きになっています。

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 ドル円、ポンド円以外の通貨を見てみると、カナダドル円は安定した動きになっています。政策金利も1・75%で今のところは据え置きの公算ですし、経済も他国に比べて減速感は弱めですが、政治が一枚岩ではない点は少し気になります。2020年の金融政策会合は1月22日、日銀会合の翌日で先進国の中では年始の早い段階での会合を迎えます。

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昨年暮れ、2018年は年間を通してボラがなかったと嘆いたコラムを書いていましたが、残念ながら2年連続で為替相場はあまり活発な動きが見られませんでした。今年1年間で一番動いたのが年始のフラッシュクラッシュですからたまりません。

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英、2016年のEU離脱を問う国民投票から3年、離脱から数度の延期を経てきましたが、12月12日に行われた総選挙によって、EUとの合意に達しているジョンソン政権率いる保守党が単独過半数を制し、選挙に圧勝しました。これで、2020年1月末に控える離脱期限に向けて、EUとの合意をもっての離脱に向かう道筋がやっと見えてきました。さすがにここからはひっくり返らないだろうと思われます。12日の投票が始まると、出口調査でも保守党の圧勝が報じられ、英ポンドは13日の日本時間オープンはギャップアップしてスタートしました。

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11月28日(木)の米国感謝祭が通過し、いよいよ年末相場が本番です。・・・が、今年はどの通貨も気を吐きません。感謝祭の後は、ドルを筆頭に動きが出やすくなるのが恒例ですが、今年はその動きも見えてきません。

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26日に行われたロウRBA総裁の講演が事前に注目されていました。この中で総裁は「豪州がQEを必要とする可能性は低い。もし必要になれば国債買い入れの形をとる。量的緩和は政策金利が0・25%に達した場合にのみ考慮される」「マイナス金利となる可能性は極めて低い」と発言しました。ファーストアクションはマイナス金利の可能性が低いという点をポジティブに好感して豪ドル高となりましたが、その後のコンセンサスはまちまちです。

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このところボラティリティが低くてFXトレーダーには喜ばしくない状況が続きますね。レンジ相場だという点は、急激なロスカットに見舞われにくいという利点もあるかもしれませんが、いかんせんレンジ幅が・・・その元凶ともいえる米中問題は相変わらず行きつ戻りつしています。直近では米議会が香港人権法案に可決し、トランプ大統領が法案に署名をする意向であることが報じられると米中合意は来年に持ち越しというコンセンサスに傾きリスクオフになりましたが、その後米側の楽観コメントと、中国が米閣僚を北京に招待したという報道が流れ、感謝祭(11月28日)までに第一弾合意が結べる可能性があるのではないかという雰囲気に変わったらリスク取りの動きになる、という一喜一憂で且つ小幅の値動きに振り回されています。

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RBNZ据置き2019.11.15

13日10時に発表されたNZの政策金利も、1・00%で据え置きの決定となりました。こちらは直前に「25bp利下げ」の予想が強まっており、サプライズの据え置きになったことから、発表直後にNZドルは対円で90銭ほど急騰しました。これでRBNZの2019年の金融政策会合は終了しましたので、来年2月12日の会合まで政策金利が変更されません。

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5日、豪中銀が政策金利を発表しました。据置き自体は予定通りで「利下げ効果を見極める」という無難な文言が添えられましたが、一部で報じられたような量的緩和を示唆するような内容も無く、豪ドルは堅調な動きになりました。

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