お隣り韓国で3日に尹大統領が非常戒厳を宣布し、たった6時間で解除となるという目まぐるしい政治不安が大きな懸念になっています。韓国のトップにしては意外な日米韓の連携を模索していましたが、再びこの流れが止まり、親中反日スタンスに方向転換するとしたら、米中問題が今後懸念される中国にとっては好材料、また政治不安の隙を狙って北朝鮮が何か行動を起こすのではないかという見方もあり、極東アジアが非常にきな臭くなっています。
ドル円相場の反応は、3日に非常戒厳が宣布されて韓国株、債券、ウォンが急落する中で一時148円台まで下げましたが、6時間で解除されたという報道で買い戻され、直近では日銀の追加利上げへの思惑で上下して、150円前後で推移しています。