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横尾寧子のFXのはじめかた

 5月初旬の利上げ会合を通過し、相場の雰囲気がまた変化してきました。ドル円相場は5月9日に直近高値を更新して131.34迄上昇しましたが、その後は再び失速して130円割れで推移しています。このドル円相場の勢いが失速しているは利上げは始まったばかりではありますが、利上げと並行して出てくる問題である「リセッション」に視線が移りつつあることが大きな懸念になりつつあります。

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 5月4日のFOMCで事前予想通り22年ぶりに50bpの利上げを決定しましたが、当日の全体的な内容は「思ったよりも」ハト派的、且つパウエル議長が一部で予想されている次回の75bp利上げを否定したことで、ドル売り、株買いの反応となりましたが、結果往って来いの形になりました。パウエル議長の発言に対し、市場は「それでインフレ抑制が出来るのか」という懐疑的な雰囲気となり、短期金融市場は再び75bpを織り込む動きに。128円迄下げていたドル円は再び130円乗せとなっています。急ピッチな利上げに対する警戒があるのも当然ではありますが、それ以上のインフレの上昇、資源価格の高騰、人手不足があるわけで、さらなる思い切った判断が迫られる可能性の方が現実的です。とはいえ、ここからもう一段のドル円相場の上昇はかなり緩やかなものになると思われますので、未だ売りたくはないけれども押し目買いという場面でもなく次の動きを待って様子見たい地合いです。

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 4月20日早朝、ドル円相場は2002年4月以来の129円台乗せとなりました。ドル円相場は13日連続陽線で続伸しており、ブルームバーグによる記録集計のスタート地点であり、金とドルの交換が停止された1971年以来の長期下落になりました。50年来記録の無い円安続伸地合いです。

 
 日本側からの発言は「円安をけん制」する内容を示唆しつつも、形式上の発言に終始し、今月は2回にわたる連日の指値オペ実施をするなど、介入を含めた行動を起こす気が無いことが明確な姿勢を示していますから、金利引き締めの各国に対して、緩和継続を訴える日本円が売られるのは、これまでになく素直なファンダメンタルズ相場という印象です。これまでもファンダメンタルズ相場と言われる地合いは幾度もありましたが、2015年の125.86の黒田シーリングと言われるような「限界点」が示されることで収束していきましたが、今回は近い将来に明らかな金利差拡大となることがストレートに為替相場に反映されています。

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 4月13日はNZとカナダで金融政策決定会合が行われ、ともに「50bp」の大幅利上げを決定しました。カナダはこの50bpの利上げを事前に70%ほど織り込んでいましたが、NZは25bpの利上げ予想だったので、サプライズ決定です。

 
 そしてこの決定の際に注目されたもう1点は、両国中銀がこの大幅決定をしたのは2000年5月以来22年ぶりだったことです。2000年前後の相場というと、98年に米の巨大ヘッジファンドLTCMが破綻し、そのショック安に対応する緊急利下げが行われて経済の下支えをしました。この時期は量的緩和も進められましたので、金融政策はいつの時代も同じように繰り返していることがよく分かります。

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 先月125円台をつけて調整していたドル円相場は、4月に入って再び買いトレンドに転換しじわじわとドル高基調です。短期金融市場は年内225bpの追加利上げ実施を織り込む動きになってきました。今年のFOMCは後6回予定されていますから、順当にいけば50bpが3回、25bpが3回となり、3月の25bp利上げを含めれば年間で2.5%の利上げが実施されるという見込みです。この年間で2.5%もの利上げを実施したのは前回いつ頃だったかというと、1994年のインフレ抑制の時期であり、この時は最大で1回のFOMCで75bpもの利上げを実施した回がありました。94年初頭は25bpの利上げから開始し、最大75bpの利上げを実施したのはその時の暮れの会合でした。その後95年2月に50bp利上げで政策金利が6.00%となり、この利上げ局面の打ち止めとなりました。参考までにこの当時のドル円相場は利上げに対して下げていきましたが、株価は景気上昇を好感して堅調な動きになるという動きでした。

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 このところ上昇が続いていたドル円は、週明けオープンの122円台から一気に3円の上昇で125円まで急騰し、2015年8月以来の高値となりました。その背景になったのは、28日の朝方アナウンスされた日銀の連続指値オペの実施によるものでした。日銀は28日指値オペを実施、その後29日~31日にかけては連続指値オペを実施すると発表しました。何が何でも長期金利の上昇を抑えるという強い姿勢を示しましたが、それが起爆剤になって一気に125円迄吹き上がった形です。125円は日本経済にとっても非常に大きな心理的な節目であることは間違いがありませんが、その直前で日銀が抑え込む蓋を自ら取っ払いましたから、吹き上がったのは無理もありません。

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 ロシアがウクライナに侵攻して、今日(3月24日)で1ヵ月が経過しました。ひと月前以上に「物」の不足に対する懸念が強まりつつあり、戦時下でもありながら各国中銀もインフレに即した対応を改めて強く示し始めました。その筆頭がFRBでしょう。

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 歴史的な高インフレに対応するため、FOMCは16日に25bpの利上げを決定しました。これは予想通りですが、今後については年内残り6会合で利上げを実施(つまりは会合全てで利上げ)し、2023年も3~4回の利上げを想定しているという見通しが示されました。さらにオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)は、今後2回の会合で計約75bpの追加利上げが実施されることを示唆するものになっており、今後2回のうちいずれかは50bpの利上げになる可能性を見越すものとなっています。

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 ロシアのウクライナ侵攻による日々の報道で相場は右往左往する地合いが長く続いていますが、9日のNY時間にはウクライナ側がロシアに対して譲歩する姿勢を示したことで停戦期待によるリスクオンの動きになりました。とはいえこういうリスクオンやオフを繰り返しているわけですから、未だ終息には時間を要すると考えますよね。
す。

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 為替市場はロシアのウクライナ侵攻の進捗で日々右往左往する展開が続いていますが、金融市場は着々と出口戦略を進めています。パウエル議長は2日、下院金融サービス委員会で金融政策正常化の正常化を進める方針を示したものの、ウクライナ情勢悪化などを念頭に正常化プロセスを注意深く進めるとし、3月のFOMCでは25Bpの利上げが妥当との見通しを示しました。一部では50bpの利上げを推す委員の発言などもありましたが、このパウエル議長の慎重な姿勢が出されたことで、3月は25bp利上げが現実視され、株式市場には緩やかな利上げ姿勢が好感されました。また今後のFOMCでは50bp利上げを決定する可能性があるということ示唆するなど、今の状況においては非常にバランスのいい内容だったという印象です。

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