ボラ薄い2017年がもうすぐ終わりますね。ちょっと新年のことを考えておきたいですが、やはり気になるのは北朝鮮問題です。今年の2月に金正男が暗殺されて以降、北朝鮮の動きが急速に活発になる1年でしたが、来年2月には北朝鮮発足70周年を迎えます。そしてその前1月8日に、金正恩委員長のお誕生日まであります。日米韓と着々と軍備増強の準備が進んでいるようですが、穏やかな収束を見せて欲しいものです。
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横尾寧子のFXのはじめかた
アジアへの警戒が強まる2018年2017.12.29
ボラティリティの薄い1年2017.12.22
「為替ばんざい」でもドル円の変動率について取り上げましたが、広くクロス円の動きをおさらいしてみました。
※「為替ばんざい」はレポート会員向けコラムのため、当ホームページへの掲載はございません。ご了承願います。
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今回が来年のヒントなのだろうか2017.12.15
日本時間の14日早朝、イエレン体制で実質最後のFOMCが開催され、25bpの利上げが発表されました。これは既定路線で、注目は今後の見通しについてですが、今回のFOMCでは、2018年の利上げ見通しは3回、2019年は2回と9月の予想を据置きました。これを受けてドルは112円台半ばまで売りが進み、チャート的にはMACDがデッドクロスし、21日線を割ってくるようだとやや下押しの動きになりそうです。
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ポンド円、年初来高値更新2017.12.08
ポンドの高値追いが続いています。
先般、BREXIT交渉がアイルランドとの国境問題で躓いているという報道を受けて、交渉は未だ長引くのではないか?という報道がありましたが、本日(8日)日本時間15時半からメイ首相とユンケル欧州委員長が会談予定と伝わっていることで、交渉の前進期待感から英ポンドが堅調な動きになっています。
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ユーロ堅調2017.12.01
11月30日に公表された最新のロイター調査によると、ECBは来年9月に資産買い入れ策を終了すべきと答えたエコノミストが半数を超えました。2018年はいよいよECBの出口戦略に向けた動きに大きな注目が集まる1年になりそうです。またユーロ懸念の1つだったドイツの政治不透明感も、再び連立協議が始まったことで払しょくしており、現在、ユーロが堅調に推移しています。
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NZの戻りをどう取るか2017.12.01
原油が2年半ぶりに58ドル台まで上昇してきましたが、豪ドルはまだまだパッとしません。背景には中国経済の動向の不安視がジワリと波及しているかと思われますが、この動きだと当面鈍い展開が続きそうです。ドルも軟調が続く中、手掛かり材料はありませんが物色動向で需給が反応しているように見えるのがNZドルです。現在金融政策の動向に不透明感がありつつも、1・75%の金利があるNZですから、選挙後の不透明もあって売られて値ごろ感が出た分、やや買いやすいところでしょうか。
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北朝鮮ストッパー不在2017.11.24
中国の習近平国家主席の特使が北朝鮮に来訪して冷遇されたこと、そして2ヵ国の関係が決して良いものでは無いことが報じられ、いよいよ北朝鮮に向けた軍事攻撃を止めるようなストッパーが無くなったことが確認されました。アメリカは北朝鮮を2008年以来のテロ支援国家に再指定し、北朝鮮の国際的な孤立はますます深まる様相ですから、いつどこで火を噴くか、意識しておかないといけないかもしれません。
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動きの鈍いドルをどう見ておくか2017.11.17
このところ、日本株の調整色が強まっています。9月末から11月初旬にかけて、歴史的な記録を更新する強さを見せた後だけに当然の動きだと思いますが、この上昇にかけて為替が全く連動性を見せなかったことで、今回も特段為替の下落要因になっていません。
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イギリス10年ぶりの利上げへ2017.11.10
2日の英中銀のMPCにおいて、事前予想通り25bpの利上げが決定しました。BREXIT決定以降に実施された1回の利下げ分をとりあえず回復させ、0・50%の政策金利となりましたが、今後の予想については慎重なスタンスが示されたことで、市場思惑がやや外れた形となり、決定後のポンドは失速して対ドルでは1・32ドル台から1・30ドルまで下落しました。
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