臨時コラム

 主要な3つの米株指数は調整色を強めていたが、なかでも最も悪い形になっていたのはナスダック指数だ。週足チャートを見ると12月の史上最高値で陰線包み足の形になって下げに転じた。もちろんダマシもあるが、典型的な天井打ちだったのは一昨年8月と2021年11月で、どちらも最高値のレベルで週足が陰線包み足を出現させて、そこから大きく下げていった。

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 中国の上海総合指数は、12月31日から1月6日まで4日続落で、12月30日の終値3,407から1月6日の安値3,185まで一気に222ポイントも急落した。年明け早々の下げとしては2016年1月以来の大きな値下がりとなったが、その2016年は15年12月末の終値3,539から16年1月の安値2,638まで25.5%もの下落率という暴落状態になった時だ。

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 早見の週刊レポートで買い推奨した暗号資産関連株のセレス(3696)は、レポートで取り上げた時の3,260円から、12月16日の高値3,875円まで18.8%値上りのヒットになった。そこから下げていたが、今週23日の安値3,070円で下げ止まり3,665円まで切り返して、直近の下げ幅の73%を戻した。日足チャートでは23日の安値で陽線包み足の形になっており、短期的な調整が完了したことを示唆している。

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 11月16日の東京セミナーで、推奨銘柄とは別に注目株に取り上げたメタプラネット(3350)は、同時に早見の週刊レポートの「テクニカル変化に注目」のコーナーでも取り上げたので、それらを受けて11月18日の寄付き値1,990円で買った方がおられると思う。今週は4,270円まで上昇したので、これで11月18日の寄付き値から2.14倍に値上りという大ホームランになった。

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 今週は中国が金融政策を適度な緩和に切り替えることが明らかになったため、中国の株価が急上昇した。香港株式市場のハンセン指数も10月の高値から調整安が続いていたが、11月26日の安値で下げ止まり、今週は日足チャートの一目均衡表で10月の高値以降で初めて基準線を突破。10月の高値と11月の戻り高値を結んだ右下がりの上値抵抗ラインも突破した。

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 日経平均の日足チャートでは10月15日に4万257円の戻り高値でアイランドリバーサルの悪い形になった後、11月25日にもアイランドリバーサルの形で戻り高値になった。しかし今週はまず11月25日のアイランドリバーサルの形を解消した。同時に今週は日経平均よりもTOPIXが強い形を見せており、7月の最高値と11月の戻り高値を結んだ右下がりの上値抵抗ラインを突破してブレイクアウトしてきた。

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 日経平均の日足チャートを見ると、10月15日に4万257円の戻り高値でアイランドリバーサルの悪い形になった。その後これを解消できないまま現在に至るまで調整局面が続いている。今週も25日にまたアイランドリバーサルの形で戻り高値になった。10月、11月とアイランドリバーサルの形を連発して、なおかつ7月の史上最高値から10月、11月と高値が切り下がってきているので、非常に良くない形だ。

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 三菱商事の株価は5月の最高値3,775円から8月の最安値2,398円台まで下げていた。月足チャートを見ると8月は極めて長い下ヒゲを引いていたが、9月以降その下ヒゲの中でまたズルズルと下げてきている。これは良いことではない。

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 トランプ氏が米大統領選で勝利したのを境に、市場では金を売ってビットコインなど暗号通貨を買う動きが強まっており、今週もビットコインは一段高で史上最高値を更新した。

 一方、東証に上場している金のETFであるSPDRゴールド(1326)は、10月31日の最高値3万9610円から11月14日の安値3万6800円まで1週間で7%下げて25日線を下回ってきた。

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 東証銀行株指数は、7月の最高値368台から8月の安値259台まで下げていたが、今週は358台まで大きく上昇してきた。これで7月の高値からの下げ幅の9割を戻した。今週は週足チャートのMACDがゴールデンクロスしており、これも7月の高値以降で初めてだ。

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