臨時コラム

 前回と前々回東証REITに目を向けてきたが、前々回の当コーナーで取り上げたGLP投資法人(3281)は、6月17日の寄付き値13万2200円から今週は13万4600円まで値上がりして、5月14日以来の高値。前回取り上げた日本ホテル&レジデンシャル(3472)も、6月24日の寄付き値7万5500円から26日に7万8100円まで値上がりしてきた。
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 前回当コーナーで、REITの中での逆行高銘柄に注目ということで、GLP投資法人(3281)を取り上げたが、REIT指数の日足チャートと見比べてみれば、その強さの違いは歴然としている。

 さて、東証REIT指数の日足チャートを見ると、5月7日の高値1,838台から6月18日の安値1,709台まで下げたが、REITの分配金利回りが平均で4%台に上昇しており、さすがに値ごろ感が強まってきているように思える。

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 日銀による利上げ観測を背景に、東証REITは下げ基調が続いている。東証REIT指数は5月の最高値1,838から今週は1,716まで下げてきた。週足チャートは今週で5月の高値から6本連続陰線で下げている。

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 日銀による利上げ期待を背景に株価が上昇していた銀行株だが、今週は波乱の動きになった。東証銀行株指数の日足チャートを見ると、6月4日の最高値351.97で陰線包み足の形になり、その翌日332.69まで急反落した。5月の東京セミナーで推奨銘柄とは別に注目株に取り上げた三井住友FG(8354)も、同じく4日に1万580円の最高値をつけて、日足チャートは最高値での陰線包み足になった。三菱UFJFG(8306)、みずほFG(8411)、りそなHD(8308)も同じで、大手銀行4銘柄が揃って最高値での陰線包み足になった。

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 米株では今週ナスダック指数が史上最高値を更新したが、日本株の方はグロース市場が下げ止まらず、グロース250指数は5月30日に594ポイントまで下落して今年の最安値を更新した。これで2020年4月以来4年1ヵ月ぶりの安値に落ち込んでしまい、底なしの泥沼状態に陥っている。早見はとっくの昔にグロース市場からは手を引いていたので、この悲惨な下げを回避した。 

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 NTT(9432)は1月の最高値192円90銭から今週151円40銭まで21.5%下げた。月足チャートは今月で4本連続陰線だが、前回書いたように、この株の月足が最高値から4本連続陰線で下げてきた場合は、短期的には戻りに転じても、本当の意味での大底ではなく、戻り売りでまた下げていくことを覚悟する必要があると言える。

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 NTT(9432)は1月に付けた最高値の192円90銭から今週153円40銭まで20.5%下げた。月足チャートは今月で2月から4本連続陰線で崩れている。

 月足チャートで最高値から4本連続陰線で下げてきたのは、前回2017年11月に天井打ちして下げに転じた時で、そこからいったん戻り相場になったものの、また下げに転じて結局2018年11月の大底まで崩れていった。

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 三菱商事(8058)が、5月2日の最高値3,775円から8日には3,316円まで下げて50日線を下回ってきたが、これは昨年12月の底打ちからここまでの上昇相場で初めてだ。早見の有料情報では4月16日に3,502円のところで利食い売りを指示して利益確定していただいた。

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 先週末の週刊レポートと有料情報で、日経平均の逆張り指標が昨年10月の底打ち場面以来の状況になっていることを指摘して、それに沿って先週末の東京セミナーで日経225レバレッジETF(1570)を注目株に取り上げた。セミナーに参加できず講義録を申し込んだ方にも当日の夕方に速報でお伝えしたので、それを受けて今週22日(月)の寄り付き値2万6150円で買った方がおられると思う。

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 米株の実勢を観測するSP500指数の週足チャートを見ると、3月に5,264ポイントの史上最高値をつけてから調整安に入っていたが、4月19日時点で高値から3本連続陰線のいわゆる「三羽ガラス」の形になっている。これは天井打ちを示唆するものだが、前回は昨年7月に4,607で最高値をつけたところから3本連続陰線で下げに転じて、その後も反発場面はあっても結局10月の最安値4,103まで一段と下げていった。

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