不祥事で大揺れのフジテレビを傘下に置くフジメディア(4676)の株価が1月9日の最安値1,573円台から今週22日には1,989円台まで26%上昇。出来高は16日には168万株だったのが、今週は20日から22日までの3日間で合計1億1800万株以上の大商いをこなす異常事態になっている。空売りも急増してディスクロベースの買い残84万株に対して売り残135万株で株不足になってきた。
6月の株主総会に向けて投資ファンドなどが株を取得に動いたり、PBRが0.47倍ということでTOBを仕掛けられるのではないかとの思惑が渦巻いている。証券保管振替機構の発表によると外国人の実質持ち株比率は20日時点で32.37%台で5ヵ月ぶりの水準に上昇。上下に波乱の動きが続きそうだ。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。