前号ではグロース250指数の強さについて書いたが、新興市場で最も強い株価指数はTSEスタンダードTOP20指数だ。これはスタンダード市場の代表的な20銘柄で構成されるが、今月は1,262ポイント台まで上昇して、史上最高値を更新した。既に12月相場で昨年7月の最高値を抜いて青空相場に突入。日経平均やTOPIXが半年以上経っても昨年7月の最高値を抜くことが出来ないのとは対照的だ。
臨時コラム
スタンダード市場が目を見張る強さ2025.02.14
グロース250指数が一昨年6月以来の変化2025.02.07
日経平均は、昨年7月に4万2426円の史上最高値を付けてから半年経っても高値を抜くことが出来ない。それどころか10月以降は4万200円台~4万300円台で上値の壁を作っている。
これに対してこのところ強さを見せているのがグロース250指数だ。
REITに見直しムードが広がってきた2025.01.31
1月18日の早見の東京セミナーで、東証に上場しているREIT(リート)について強気の話をして、大いに見直すべきであると話した。その後今週はディープシークショックで日経平均が急落した中で、東証REITは逆行高になり、28日にはNTT都市開発投資法人(8956)にTOBのニュースも飛び出して、REITの割安さがさらに見直される空気が広がった。
フジメディアに思惑が高まる2025.01.24
不祥事で大揺れのフジテレビを傘下に置くフジメディア(4676)の株価が1月9日の最安値1,573円台から今週22日には1,989円台まで26%上昇。出来高は16日には168万株だったのが、今週は20日から22日までの3日間で合計1億1800万株以上の大商いをこなす異常事態になっている。空売りも急増してディスクロベースの買い残84万株に対して売り残135万株で株不足になってきた。
ナスダック指数が悪いチャートの形を覆せるか2025.01.17
主要な3つの米株指数は調整色を強めていたが、なかでも最も悪い形になっていたのはナスダック指数だ。週足チャートを見ると12月の史上最高値で陰線包み足の形になって下げに転じた。もちろんダマシもあるが、典型的な天井打ちだったのは一昨年8月と2021年11月で、どちらも最高値のレベルで週足が陰線包み足を出現させて、そこから大きく下げていった。
中国株が9年ぶりの不穏な年明け2025.01.10
中国の上海総合指数は、12月31日から1月6日まで4日続落で、12月30日の終値3,407から1月6日の安値3,185まで一気に222ポイントも急落した。年明け早々の下げとしては2016年1月以来の大きな値下がりとなったが、その2016年は15年12月末の終値3,539から16年1月の安値2,638まで25.5%もの下落率という暴落状態になった時だ。