主要な3つの米株指数は調整色を強めていたが、なかでも最も悪い形になっていたのはナスダック指数だ。週足チャートを見ると12月の史上最高値で陰線包み足の形になって下げに転じた。もちろんダマシもあるが、典型的な天井打ちだったのは一昨年8月と2021年11月で、どちらも最高値のレベルで週足が陰線包み足を出現させて、そこから大きく下げていった。
しかし今週CPIの発表で米株は一転急上昇。ナスダック指数も12月の最高値からの下げ幅の半値戻りを突破した。悪い形を覆して再び強い形に転換できるか要注目だ。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。