三菱商事の株価は5月の最高値3,775円から8月の最安値2,398円台まで下げていた。月足チャートを見ると8月は極めて長い下ヒゲを引いていたが、9月以降その下ヒゲの中でまたズルズルと下げてきている。これは良いことではない。
月足チャートは7月から今月で7本連続陰線となっている。これはこの株としては異例の事態であり、さかのぼるとリーマンショックに突入した2008年6月から11月までの6本連続陰線以来16年ぶりの形だ。2008年は5月の最高値から11月の大底まで76%下げの大暴落となったが、今回は5月の高値から8月の安値までで36%の下げにとどまっている。しかし前回よりも多い陰線を積み重ねており、果たしてどのあたりで値ごろ感が出てくるか注目される。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。