日本の総選挙が終わり、いよいよ選挙イヤーの2024年最大の山場であるアメリカ大統領選挙が、来週11月5日(火)に迫ってきました。ブックメーカーの予想は依然としてややトランプ優勢に見えますが、2020年の総選挙も同じような予想の中、結果バイデン・民主党の勝利となり初動はドル買いもあまり続かず下落していきましたが、年が明けて就任以降はドル高にシフトしていきました。
今回はどのようになるのか?選挙は最後の最後まで全く分かりませんが、投票を目前に控えた直近の動きは、トランプ当選リスクを背景にアメリカ第一主義を唱えるトランプ氏の方針への懸念から新興国通貨が軒並み軟調な動きになっています。トランプ当選を前提にドルの一段の上昇を見込んだロングを推奨するHFなどもありますが、思惑を高めているような向きもあるので話半分で見ています。なにせ選挙は水物ですし、何よりもアメリカ大統領選挙は分かりにくく影響力も高いので、毎回ポジションは持ちません。大統領選挙の開票結果は、日本時間で11月6日(水)の朝から取引時間中に報じられますから、アジア市場は速報動向に一番一喜一憂させられます。